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序文

 ◇◇◇



 我が学び舎は幽世(かくりよ)に在りまして、同志の多くが人ならざる者――〝あやかし〟 にございました。


 幽世とは、昼夜、春夏秋冬という概念のない、不変且つそれはそれは奇妙な世界でして、常夜、花は狂い咲き、星は歌い、水は舞い、風は香る。


 そこかしこにうっすら灯った行燈は美しく闇を彩ったかと思えば、時に巨大な摩天楼と赤提灯賑わう繁華街を浮かび上がらせ、類い稀なる迷い人を魅了してやまない夢幻の地となりましょう。


 さて今宵も、隠りの世に住まう同志たちに訪れる賑やかな騒動。果たして人とあやかしの共生は楽土となるのか奈落となるのか。永らく続いた我が書生のいち奇譚を余すところなくここに書き記しましょう。




 ◇◇◇


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