異世界転移
初めまして五月雨です。
このシリーズが初投稿となります。
小説を書くのは初めてなので色々変になるとは思いますが暖かく見守って貰えると幸いです。
それと、投稿ペースも週一にしようとは思いますが、遅くなったりする可能性もありますので、そこは許して頂けると嬉しいです。
では本編へどうぞ。
朝、目が覚めると異世界にいた!
、、、なんて展開はなく、いつも通りの天井が見えた。
男はひとつ欠伸をしながら学校に行く支度をした。
男は普通の高校生とはちょっと違う、この世界には魔法がある。
(まぁ、大体の人知らんがな)
と、男は誰に話しかけているのか分からず、心の中でそう言葉を零した。
そう、この世界での魔法はおおやけにはされていないのだ。
裏の世界、魔法使い達はそう呼んでいる。
魔法使いはとても少ないこの男はその中の1人なのだ。
この男の名は水剣 冬弥という。
冬弥は現世の賢者であり、学生でもあるのだ。
なぜ冬弥が魔法の世界に足を踏み入れたかと言うと、冬弥の父、水剣 賢次が魔法を使っていたからだ。
それに憧れ、冬弥は父に魔法を教えて貰おうと必死で懇願した。
それを、父は許し冬弥に魔法を教えた。
「そして、今に至ると、、、」
冬弥は空を見上げポツンと呟いた。
「ま、今更過去の話をしても意味ねーか」
冬弥は1人苦笑しながら言うのだった。
その時、冬弥の下に魔法陣が現れた。
「なっ!……ッ!」
冬弥はとっさに魔法陣を打ち消そうとした。
しかし、冬弥は現世にいる意味ももうないと思い、冬弥はその魔法陣を受け入れた。
そう、冬弥は即座にこの魔法陣が召喚魔法だと把握したのだ。
(もう…いいか)
そう思い冬弥はだらんと手を下に下ろした
◆◆◆
「ギャ…ギャギャー」
(ん、なんだ……)
冬弥が目を覚ましたら、そこには化け物がいた。
(ゴブリン?)
そう、化け物達はゴブリンと呼ばれる種族であった。
「「ギャギャーギャッギャ」」
「うるさっ、いっぱいいるなーおい、ま、ちょうど体も動かしたかったし、ちょうどいいか」
冬弥はそう言い、体を起き上がらせた。
「ギャーーー」
襲い掛かってきたゴブリンを見る。
「…おそっ!」
あまりの遅さに冬弥は驚いた。
(これはもう、遅いってレベルじゃねーぞ!)
冬弥はそう思い魔法を起動した。
「《ウォーターショット》!」
「ギィギャーー」
ゴブリン達は全員木っ端微塵になった、、、
「全員っ…!?」
そう冬弥は自分自身が気付いていないだけで、現世では賢者と呼ばれていたのだ。
その魔法は強大すぎて全てを覆すと言われていた。
「はぁ、まあいいや…」
冬弥はため息を零した。
「コツン」
「あ?なんだ?」
冬弥の頭に宝石の様なものが降ってきた。
これが所謂魔石というものなのだがこの時の冬弥はまだ知らなかった。
冬弥はその輝く宝石を自分が創り出した魔法バックに入れた。
「まあ、持ってて損はねーだろ」
そう言い残し冬弥は見知らぬ森を抜けることにした。
《飛行》
冬弥は飛行魔法を使い空へと飛び上がった。
森の上に出たら向こうの方に街があるのが見えた。
冬弥は街に向かった。
「なかなかにいい街だな」
冬弥はその街の前で飛行魔法を解除した。
「だっ、誰だ!!」
門の前にいた門番の様な兵士が声をかけてきた。
「あー、悪者ではないかな?」
「そっ、そんな訳あるかっ!いっ、いまそ、空を飛んできただろ!」
「え?あーうん、そうだけど?お前魔法使えないの?」
この世界には魔法はないのかと気になり冬弥は兵士に聞いてみたが。
「魔法くらいなら使えるわっ!そういうことを聞いてるんじゃない!何故古代魔法を使えるのかを聞いているのだ!」
「へっ?古代魔法?飛行魔法が?」
「そっそうだ!お前もしかして魔族か!」
「いや、魔族ではねーよ」
「では何故使える!答えろ!」
「あーっとそれは――――」
冬弥が言おうとした時兵士の後ろから声がかかった。
「なにをしているっ!」
「へっ、陛下!」
陛下と呼ばれる女性は赤い髪をした人だった。
「この男は誰だ」
「そっそれが、この男飛行魔法を使ってここへ来たんです!」
「なに?飛行魔法だと!」
「あーうんまあね」
「お前もしや魔族か?」
「またかよ……」
冬弥は魔族と言われてうんざりしていた。
「ちげーよ、俺はただの旅人だ、ちょっと昔の魔法が使えるだけのな」
冬弥は、飛行魔法がこの世界からどのくらい前になくなったのか分からなかったので、曖昧に言葉を濁した。
「本当か?」
「ああ」
「陛下、だめです!こやつの言うことを真に受けては!」
「お前は少し黙ってろ」
そう言われた兵士は悔しそうに黙った。
赤髪の女性は冬弥のことをじっと見つめていた。
「どうやら嘘ではないようだ」
女性は、疑ってすまなかったといい冬弥から目を逸らした。
この女性には魔眼というものがあり、それは相手の嘘偽りを見通せるというものだった、もちろん冬弥も気付いており、冬弥は魔眼の効力が自分に効かないよう制御していたのだ。
「私の名前はエルザ・クラッツェだ。お前は?」
「俺の名は冬弥だ、よろしくな」
「トーヤか、ああ、よろしく。ところで身分証明書はあるか?」
「あーすまないが旅の途中に落としちまった…」
冬弥は身分証明書など持っていないので濁すことにした。
「そうか、再発行は出来るがどうする?」
「ああ、じゃあしてくれ」
「向こうの右を曲がった所に冒険者ギルドがある。そこに行けば再発行してくれるぞ」
「わかった、ありがとう、色々世話かけたな」
「まあ、私の方も迷惑をかけたしな」
「じゃあな」
「ああ、また」
そう言って冬弥とエルザは別れた。
冬弥はエルザに言われた通り冒険者ギルドにやってきた。
冒険者ギルドに入るとそこには想像通りの冒険者ギルドがあった。
(酒くせぇ…)
そう冬弥は思ったが口に出すと騒ぎになると予想したので口には出さなかった。
冒険者ギルドの奥にいかにも受付ですと言わんばかりの雰囲気を醸し出している場所があった。
そこにいた受付のお姉さんに話しかけてみた。
「すいません、ここ受付ですか?」
「はい!ここは冒険者ギルドの受付窓口です!なにか御用がおありですか?」
「身分証明書の再発行の手続きをお願いしたいのですが」
「はい!分かりました、再発行になりますと銅貨6枚になりますけど、よろしいですか?」
「銅貨?お金が必要なのか?」
「はい、身分証明書の再発行には料金が発生します」
冬弥はいまこの世界では無一文なのだ。
と、冬弥はあることを思い出した。
「そういえば、こと宝石って売れるか?」
と言って、この世界に来た時に見つけた宝石を500個ほど出した。
「こっこれは、ゴブリンの魔石?しかもこの量は!冬弥さんは有名な冒険者さんだったんですか!?」
「いや、冒険者じゃねーよ。ただの旅人だ」
「そっそうなんですか?でっではこれを買い取りということでいいですか?」
「買い取ってくれるのか?それはありがたい」
冬弥は満足気に笑った。
そのまま身分証明書を発行してもらい、その後冒険者カードもついでに発行して貰うよう頼んだのだが試験を受けないとだめみたいで明日の朝噴水の前に集合らしい。
冬弥は受付嬢に聞いたよい宿屋に向かった。
「いらっしゃいませー!」
宿屋に入ると猫耳をはやした小さな茶髪の女の子が出迎えてくれた。
「1泊したいんだがいいか?」
「はい!1泊ですね!銅貨8枚です」
「安いな」
(この宿屋はとても安いらしいとは聞いていたがここまで安いとは。)
この世界のお金を現世のお金に直すと銅貨が100円、銀貨が1000円、金貨が10000円、大金貨が100000円となっている。
まだ王貨等はあるが平民では持てないそうなので割愛する。
「この宿は安いことが唯一の取り柄ですから!」
「そうか、銀貨1枚でいいか?釣りはいらん」
「そんな!お釣りは受け取ってください!」
「いらん、お小遣いだ。それと敬語はいらんぞ」
「わかりま…わかった、ありがとねおにーさん!」
「おう、これからよろしくな」
そう言って冬弥は1夜をこの世界で初めてこすのだった。
初めて書いた作品はどうでしたか?
これからもよろしくお願いします!




