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今はもう居ない、わたしへ  作者: 杜戸河 しずか 
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第3話 仮面の直人 (負の継承)

拝啓、親愛なる、なおへ


久しぶり、直人です。


あれから、随分たってるけど

俺は、まだ なおの事、忘れてないから!

また、いつか出逢える事を信じてるからな!

 

あの頃、いつも、俺の傍には

なおが居た。

どちらかと言うと、大人しく、

儚げで、ちょっとぼーっとしてる時の方が多かったよなw

俺は、いつもなおと、一緒だったっけ


あんな事があっても

俺はなおの事、無実だって信じてたよ。


でも、小学2年って時は

まだ、子供と、少年の

ちょうど中途半端な時間


大人の怖い視線には逆らうことも出来ず

学校では、お前を守って上げることは

出来なかった。


1人の時に、お笑いのネタを

提供して上げるくらいしか

俺にはできなかったな。


なおが来なくなって

暫くして、クラス替えあったんだけど

あの、おばあさん先生は、居なくなったよ。


やっぱり、誰か良心的な人もいたようで

問題になったって、後日、

おふくろから聞いた。


なお、お前、強かったなー

なおが来なくなってから、クラス替えまで

なおの気持ち、痛いほど分かったよw


子供って、残酷だなって事も!


冬休みを挟んで、虐めという

残酷な遊びは、収まるかなって

考えてた自分は、甘かった!


一度、人を踏み付けにする快楽を

覚えた子供達は

それを手放すことはなかった。


来なくなった、なおの代わりは俺だった。


俺も仮面を被ることには

長けていたつもりだったけど

やっぱり、辛かったな。


なおは、寂しさと、哀しみを隠す

『微笑みの仮面』


俺は悔しさと、怒りを隠す

【笑いの仮面】


仮面の種類は違ったけど


仮面の裏側には、今でもしっかり残る

爪痕が刻み込まれている!


あれから随分たったけど

未だに、

虐め、無視、無実の罪

これを連想させる物語は、一切見る事も

聞くことも出来なくなった!


身体が、見ることも、聞くことも

全力で拒否してしまう。


あ、ごめん!

恨み節を聞かせるつもりじゃなくて

'なお'って、改めて、すげー強かったんだなって事

一緒に、居た俺にさえ

壊れて行った事を、隠し通して

ずっと微笑んで居たんだなって。


だいぶしんみりした、話になっちゃったな。


今日は、この辺にしとくよ!

次は、明るく話すから


またな!


直人より


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