作戦会議~上~
今回も短いです(^-^;
今日は、サーラ様から婚約解消のお願いをされた翌日です。平日なので、もちろん学校があります。
今は登校中なのですが、まったくもって気が抜けません。何故かって?それは・・・
「ローズ、間抜けた面を晒すな。私の婚約者にふさわしい顔をしてくれ」
「え、あ、顔、ですか?これが普段の顔なので、どうにもなりません・・・」
「そうか、じゃあ整形するんだな」
朝から意地悪なアラン様がいるからです。もう、正直泣きたい気分です。
そんな私を見て、嬉しそうなアラン様はやっぱり大っ嫌いです。
でも!もう少しで婚約解消して、離れることができるはずです!
「こんな所で笑うな、他人に見られたらどうする」
どうやら自然と笑みがこぼれていたようです。アラン様に指摘されました。でも、そんなに言わなくてもいいじゃないですか。これは本当に傷付きます。
放課後になりました。実は、これからサーラ様と婚約解消するために作戦会議をするんです。というのも、これまでにも何度かお父様にお願いしたのですが、ことごとく却下されるのです。一応、アラン様にも勇気を振り絞っていったことがあるのですが、却下されたうえに、その後気が済むまでいじめられたので、怖くてその後一度も言っていません。なので、作戦会議をするのです!
「ローズ様?」
どうやらぼーっとしてしまっていたようです。いつの間にか目の前にサーラ様がいました。
「ああ、すみません。考え事をしていました。」
「そうですか、では始めましょう」
王子出せました!
これの次の次ぐらいに王子視点を書こうと思います。