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家族

ミコの家は森からそんなに離れていなかった。シャノはミコの後をついて行った。ミコは家につくまでの間、村の紹介をした。少し歩いた。ミコは立ち止まった。

「ここが私の家だよ。おっきいでしょ。」

聞けばミコの家は万事屋らしい。すると店の中から1人の男が出てきた。

「シャノ君、紹介するね、兄のタケルだよ。」

「はじめまして、シャノ君。」

出てきたのはミコの兄だった。そしてミコの兄、タケルはシャノのことをミコから聞いていた。もちろん、ミコの知ってる範囲で、である。そこからタケルはいろいろ話し始めた。どこの部屋をつかえばよいか、これを手伝って欲しいなど。タケルの説明は三分間続いた。

「じゃあ、さっそくだけどこの荷物をあそこの棚に上げてくれ。」

「はいよ。」

タケルはシャノの腕力を見た時、(想像以上だ。)と思った。なぜならタケルが毎日荷物運びをやっていたり、鍛えたりしていてもやっと持ち上げられるような荷物を片手で持ち上げたのだ。タケルは驚きのあまりシャノに聞いた。

「ど、どうしたらそんなに力が強くなれるんだい。」

シャノは答えた。

「タケルにもできるようになりますよ。ほら、ここを持つと楽に上がる。」

なんとシャノは腕力があるだけでなく荷物運びのコツも知っていたのだ。タケルは試しに言われたとおりにやってみた。するとどうだろう、今までより楽に持ち上がるではないか。タケルはシャノに尊敬の念を抱いた。

シャノがミコの家に来てから一週間後、シャノも新しい暮らしになれてきた。その頃、村に怪しい人の集団が迫っていた。

───続く───

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