小さなマイルドヤンキー一話
俺の名は伊原勝。高校二年生だ。
今日転勤で大阪から福岡にいくことになった。
お母さん「勝~今日から新しい学校だけど大丈夫?お母さんがついていこうか?友達できるかな?」
勝「うるせーよ、母ちゃんに関係ないじゃん」
お父さん「勝~!なんだその口の聞き方は?そんなんじゃ女の子にもてないぞ!」
勝「………」
ちなみに
俺はごく普通の家庭に生まれた普通の高校生だ。
父はサラリーマン。母はスーパーのパート
二人兄弟で妹が一人いる
俺の身長は150しかないがあとは普通だ。
成績もクラスで真ん中ぐらい普通だ
顔も目が悪くてメガネだけど普通だ
とにかく俺は普通だ。
お母さん「勝~早くしないと遅刻するわよ」
俺はシカトして家を出た。
まー今はやりの反抗期だ。
俺がいく高校は市立の福岡第二高校の工業科
前の学校も工業科だったので引き続き転校した。
てか頭が悪くてここしかうからなかった。
いざ学校にいってみたら
めちゃくちゃ綺麗な学校だ。こんな綺麗な学校は
生まれて初めてみた。
期待がたかまりながら校長先生に挨拶をしにいった。
伊原「今日からよろしくお願いします。伊原勝です」
校長「よろしく。ちなみに家の学校は退学はないんだ。どうしてもしたいときは相談しなさい」
伊原「????」
意味がわからないまま教室に移動した。
工業科の教室は別館になっていた。
グランドの反対側にあるグランドを超えていくと
勝の前にはすごい光景が広がっている。
ガラスは割れ、タバコの吸い殻、色んなとこに落書き、改造仕切ったバイク。
一昔前のヤンキー漫画にでてきそうな光景がそこには広がっていた
伊原「マジかよ、…全然パンフレットと違うじゃんやばいよこれ」
勝はここの学校で長い高校生活、普通の勝が普通じゃない伝説の始まりだ