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パンダアルパカアルパンダ

逃げ出せないよ。

世界的にパンデミック。

そんな売り文句。

パンダミック。

「そんなの売れるの?」

そういう僕に

「売れるの? じゃあない、売るんだよ!」

そういった君は在庫を抱えて破産したね。

パンダはやめようって言ったのに、「今の時代はパンダなんだ」って強引さ。

今の時代はアルパカさ。

クジラグウテイモク・アルパカさ。

そう自信した僕は売る。

イルカグウテイモク・アルパーカー。

絶対売れると確信さ。

だけど世間は厳しいね。

不良在庫で自己破産。

アルパカアルパカアルパーカー。

パンダ破産の君とアルパカ破産の僕で、安い飲み屋で悪酔いさ。

そんな時に出会ったのさ。

中学時代の同級生。

彼は行ったよこんなこと。

「アルパカとパンダでアルパンダ」

これは売れると思ったね。

君の瞳も輝いていた。

だから決めたんだ。

僕と君と彼の三人。

新商品アルパンダ。

二度あることは三度だね。

彼は言ったよ。

「破産した」

パンダもアルパカもアルパンダも全部全部ダメなんて。

正直なところ信じられないね。

パンダアルパカアルパンダ。

これ以上、なに望む?

いったい世間はなに望む??

ああ、心寂しき世の中よ。

僕はバザーでアルパカ売って、今日もなんとか食いつなぐ。

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