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視力0.1  作者: 文月 悠
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葵、19歳 フリーター


好きなものは音楽と写真と絵画と映画。

陶芸とか、神社とか、日本の文化にも魅力を感じるし、

中世ヨーロッパだって素敵。

ヨーロッパか分からないけど、ギリシャ神話なんてどんな小説よりファンタジーだ。

漫画やアニメは日本の誇るべき作品だし、読み漁らないなんて考えられない。


「葵、まだそのアニメみてんの?オタクじゃん。」


ええ、認めましょう。

私は決して派手じゃないし、年の割には流行に興味がない。

そりゃ、化粧だお洒落はするけども。


「ただのオタクじゃないよ、芸術的なオタクなの!」


昔は、絵描きになりたかった。

それか、漫画家。

誰かに、何かを伝える仕事がしたかった。

自分の感性で、自分だけの世界を。

誰かに、共感して欲しかった。


この世界の、心細さを。


でも、分かってる。

ホントに私がなりたい芸術家には私は絶対なれない。

感性も、技術も、意思も、ない。

チャンスなんか、もっとない。

まぁ、私は何も行動していないから、当たり前だけど。


そんな感じで、将来の夢なんか見つからないまま

何となく高校を卒業して、何となくアルバイトで生活してる。


仕事は好きだし、頑張れば一般的な同世代の社会人と同じくらい稼げてると思う。

恋人もいて、友だちもいる。


でも、この心細さは…、

この、疎外感のような感情は消えたことがない。




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