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「貴方は不思議の国に迷いこんだの!」
サム、そのコミュニティア、ストックは、
止めろ。
お前の完全新作に、するんだ。
冊子の印刷日まで、時間まだ、あるだろ?
今から自宅に帰って執筆しろ!
「え!?」
で、書き上げたら、まず俺に読ませてくれ!
「そんな無茶な…!」
おまえ、小説家なんだろ!?だったら、書けよ!
「……。」
俺からして、今の世の中、
良くなっているのか、
悪くなっているのか、
正直、もう分からなくなるときがあってな…。
おまえが『今』書けることを、書きたいことを
俺に読ませてくれ。
いつしか、僕らは店を離れ、
互いの帰路に就いた…。
僕は、自宅のアパートの自室にて、
1人、呟いた…。
「『今』、書きたいことかぁ…。」
まだ、夕暮れ前で、
僕は、まだ元気があったので、
もう一度、外出することにした…。
【終わり】