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ほどなく待ち合わせしていたボブが、
店に、やってきた。
「おまえ、また、ダブチー、二個かよ!」
と彼に言われたが、既に僕は、
2個目のダブチーを食べ終わろうとしていた。
ボブも、ダイナーが好きであった。
本日、僕らは共に仕事が、休み。
そんな時、僕ら二人だけで、
この店で、たまに会っていた。
僕はダブチー二個を完食し、
あとは、手元にコーラがあった。
それは、本当に、ゆっくり飲もうと思っていた。
だから、
そのように飲んでいた。
ボブは、普通のダブルバーガー一個と、
ポテトMサイズを、
僕の目の前で早食いした。
そして、彼も、あとはオーダーした、
コーヒーをゆっくり飲む体勢となった。
ボブに、ふいに言われる。
「おまえ、また、何かに悩んでるな…?顔みたら分かるぜ…。」
僕とボブは、ツーカーで、ある…。
僕は彼に言う。
「…長い話になるよ…。」
「おまえ、そう言って、いつも数分やろ!」彼の返しは僕に聞こえたが、
僕は淡々と話を始めた…。