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彼女は異世界で王様でした  作者: オランジェ
第一章 ただいま異世界
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 鈴音に、用意された部屋は一人専用であった。ベッド一台と小さな机が備え付けられたこじんまりとした部屋だ。小さな窓からは暖かな光が入り、大通りの賑わいが聞こえてくるから小さくとも明るく優しい雰囲気で鈴音はすぐに気に入った。ベッドや机は古くともきちんと手入れがされており、ここの職員が丁寧な仕事をしているのだとよく分かる。

 鈴音は、ベッドに腰を落ち着かせるとこれからの事に思いを馳せた。図らずも前世で生まれ育った世界に来てしまった。今後の身の振り方を考えなければならない。とはいえ、実を言うとこうなる可能性を鈴音は予測していた。確信していたわけではなかった。ただ、全てを知る訳では無い前世の記憶から以前の「彼」は思い残すことがあったのではないかと感じていたからだ。それがなんなのかは分からない。偶然にしろ必要にしろ、この世界に来てしまったのだから鈴音は、地球に帰る方法を見つけるまでの間その謎を追ってみようかと考えていた。

(そうすると、手始めに千年前の歴史を調べてみるところから、かな?でも、千年経ったとはいえ、教育水準とかって上がってるのかな?)

 鈴音が懸念するところは、そこである。千年前までは平民の識字率はかなり低く教育も、行き届いていなかった。だから、書物など普及していなかったし少ない本は貴族のものでとても高価なものであったからだ。歴史となると書物で読む方が詳しく知識を得ることができる。人から聞いてもいいが、千年の歴史について知識は皆無。一般人が知る知識さえ知らなかったら変に思われる可能性だって高い。他国の者だからと言い訳したとしても、鈴音はこの国の言葉を堪能に話せる。どんな理由にせよ言葉を違和感なく話せている時点で一般常識を知らないことのちぐはくさに不審に思われる可能性が高い。

(馬鹿なふりして聞くとか…いや、そもそも、なんで突然歴史のことについて知りたくなったのか聞かれそう)

 ああでもないこうでもないと悩み、鈴音は気付く。

(まずは、歴史よりも一般常識を学ばなきゃ、生活さえままならないじゃん!)

 それはそれで気が重い。どうやって不審に思われずに探ればいいのか。そこで、はっと閃く。

(うん。よし、世間知らずの箱入り娘だったんです…という設定で行こう!)

 嘘ではない。態度からしてそう見えないだけで。

 とりあえず、方針が(かなり大雑把であるが)決まったことに満足すると、一気に眠気に襲われる。今日一日、と言えばいいのか…召喚されてから怒涛のような時間が流れ疲れきっていたようだ。鈴音は、身体の欲求に抗うことなくベッドに身を横たえるとすぐに深い寝息をたて始めた。




* * *



 鈴音が深い眠りに着いた頃、部下の一人であるクラークがスィオンの元までやって来た。クラークは、スィオンよりも十は年上だ。経験値から言っても彼の方が隊長に選ばれる方が自然だが、そうなることを本人が固辞したのだ。

「隊長、盗賊は取り敢えず街の警備兵のところに連れていきました。護送の段取りについて後日改めて話したいとのことです」

「分かった、明日にでも行くとしよう。ご苦労さん、今日はもう休んでくれ。他の隊員にもそう伝えてくれ」

「はいーーそれで、あの異国の女性は?」

 その問いにひょいっと片眉上げて、「ああ」とスィオンは納得して答えた。

「そういえば、数年前に嫁いだ娘さんと同じ年だったか」

 そう思うと自分は、この男にとって息子のような年齢なのだと改めて思う。

「はい。その娘よりもはるかに年下に見えますがね…」

「それ本人には言うなよ。倍になって返ってきそうだ」

 年齢よりも幼く見えるが、口がよく回る者のようだ。この短時間で口では勝てそうにないことを学んだスィオンはクラークに釘を刺す。それが面白かったのかクラークが声を上げて笑った。

「なかなか肝が据わった女性だ」

 スィオンの様子にクラークの口調が砕けたものになる。仕事以外のときは、こうして親しく言葉を交わす。昔からの飲み友だったりする。

「肝が据わりすぎだ」

「随分とやり込められていたようだが?」

「子供のような容姿だが、口では勝てん。というか、クラーク、やはりスズは女?」

「?、どう見ても女性だと思うが」

「…だよな」

 鈴音の容姿は、やはり女性そのものであった。喉仏はなく、顔つきも体つきも丸みがあり男にはない柔らかさがある。しかし、あの短髪。クラークの常識では、短髪の女はごく少数派だ。まず挙げられるのは姦通罪の女、理由があり男のなりをしなければならない女。どちらにしても、警戒心を抱かざるおえない。しかし、スィオンから見て鈴音は厄介な性格をしているが悪い者には見えなかった。勘でしかないが、スィオンは人を見る目があり、またこうした直感はほとんど外れたことがない。スィオンは、くしゃりと前髪をかきあげる。

(どんな理由があるかは知らんが、保護した責任は果たさないとな…とはいえ、あの図太さなら保護無しでもやっていけそうな気はするけどな)

 盗賊に攫われ囚われていたのにも関わらず、恐怖の色を一切見せなかった鈴音の様子を思い出し少し遠い目になる。しかも、大柄な男達に囲まれても怖気付くことなく、憎まれ口さえ叩く肝の座った女である。そういえば、と馬に長い時間揺られて少し辟易とした様子の鈴音を思い出しスィオンはクラークに視線を戻す。

「そうだ、恐らく今夜は体が痛むだろうから薬を用意しておくようロキに伝えてくれ」

 誰がと聞かずにクラークは頷く。

「承知しました。それで、彼女はどこに送り届けるんだ?その日程も組んでおきたい」

 スィオンは、その質問に黙り込んでしまう。

「クラーク、にほんっていう島国を知っているか?」

「にほん?はて、聞いたこともねぇな」

 知識も経験も豊富なクラークも知らないという。ならば、やはり存在しないのか。それとも、彼女の使う言葉が違うのかもしれない。しかし、彼女は帰る方法はないという。意味が分からなかった。あの時一瞬ではあったが途方にくれた目をしていたように思う。嘘や冗談かとも思ったが妙に彼女のあの目が気になった。

(まるで、亡国の民みたいな目だった)

 幼い頃、生まれ故郷をなくした人々を見たことがある。鈴音の様子は彼らによく似ていた。寄る辺をなくし、さ迷い歩く哀しい人々。それは、まさに迷子だろう。

「亡国、か」

 案外、当たりかもしれないなとスィオンは思った。

「クラーク、ここ数年で消えた国はあったか?」

「はぁ、ここ最近はそんな話聞きませんが」

「だよなぁ。あの容姿だから東の方だと思うんだけどな」

「確かに東の方だったら、島国がいくつかあったな。だが、やはり記憶にない名前だ」

「城下に着いたら調べてみるだけ調べてみるか」

「おや、では連れていくので?」

 スィオンは、頷く。

「行くあてがないようだからな。責任もって面倒見るにしても、仕事の紹介やら住む場所やらは慣れ親しんだアテールの方がしやすいしな」

「そこまで、面倒みなくともいいのでは。この町の者に頼めばいいでしょう」

「そうなんだが…」

 なぜだか放ってはおけない。

「本人が望むのであれば、そうするつもりではいる」

「分かりました。それでは、連れていく方向で予定を組んでおく」

「ああ、頼む」

 それから、クラークは食堂へと向かい、スィオンは宿屋に務める女を呼び止め小さめの男用の服と子供用のブーツを頼む。あと彼女と自分の分の食事をそれぞれの部屋に届けて貰うことにした。一緒に食堂で摂ろうかとも思ったが、さすがに疲れているだろうし男に囲まれるのは嫌かもしれないと思いそうした。気の使い過ぎかもしれないが。

 部屋に戻り鎧を脱ぐとようやく一息つけた。今日はとても疲れた。盗賊の捕縛など慣れた任務のはずだ。しかも今日の盗賊に関しては人数も少なく、戦い方がなってない集団だったのだ。普段ならば疲れを感じるどころか、体力が余り寝る前に体を動かすところだ。だが、体力も精神も疲れを訴えている。恐らく、というか確実に彼女のやり取りが原因だろう。食事を終えたら、さっさと寝ようと窮屈な鎧を脱ぎ始めた。



* * *



 目覚めは久しぶりに良かった。外からは軽やかな小鳥たちの鳴き声が聞こえ、窓を開けると爽やかな空気が頬を撫でる。それに目を細める。朝の空気を満喫しているとお腹がくぅと鳴る。そういえば、こちらに来てから食べたものと言えば移動中の軽食だけだ。昨夕、誰かが尋ねてきたような気がしたが眠気に負けてろくに返事もしなかった記憶がある。悪いことしたなと思いつつ、とりあえず部屋から出ることにした。と扉を開けると布が入った籠とブーツが置かれていた。それを広げてみると服だと分かる。

(スィオンかな?意外と気が利く)

 失礼なことを考えながら有難く着替えさせてもらう。簡素な麻のシャツに少し丈の長いズボンだったが問題なく着れそうだ。腰よりも上の辺りでズボンの紐を結び、裾はブーツの中に突っ込む。格好は少年そのものになったのだが、一つ問題があった。

(ちょっと、身体の線が見えるかな…)

 鈴音はそこまで胸は大きくはないが、小柄な割には女性らしい膨らみがきちんとあった。いくら図太く女子力が低いと言っても男の集団に女一人というのは少し心もとない。だから、あまり女だと主張するものは身に付けたくない。だから、男物の服はありがたかった。だが、これでば、逆効果ではないかと思える。

(うーん、でも、どうしようもないよね…それにスィオンの隊の人達、皆いい人そうだし大丈夫でしょう)

 一人納得して意気揚々と部屋から出る。しかし、彼女は自分の常識のなさを早速ひけらかすことになることをこの時気付いていなかった。いや、鈴音は女性が男性と肩を並べて働く国で育ってきたのだ。抜け落ちていて当たり前といえばそうなのかもしれない。パッと見では少年にしか見えなくとも、その線で女だと分かる。だというのに、彼女の髪は首元までしかない。それが、この世界では異様だということを鈴音は気付いていなかった。

 日はそれなりに高く、旅人もこれから出発しようとする頃合。そんな中に堂々と登場した鈴音。彼女に意識を向けるものは殆どいなかった。食堂に着き、昨日顔を合わせた女将さんを見つけると元気よく挨拶する。

「おはようございます。女将さん」

「あら、おはよ…」

 笑顔で振り向いた女将さんの顔が妙に強ばる。近くいたものは、女将さんの様子に何だと振り返り最初は訝しげな表情を浮かべたあと、何かに気付くと奇妙な視線を鈴音に向けた。賑やかな食堂の一部に奇妙な空気が流れる。鈴音は、その原因が自分にあるのは分かっても理由が分からず、戸惑ってしまう。

「なんだ、この空気ーーて、スズ、お前なんて格好で出てきてんだっ」

 どうしようかと悩んでいるとタイミング良くスィオンが現れた。救われた気持ちで彼の方に向き直るとスィオンは慌てだす。

「え、格好?」

 意味が分からず繰り返す。

「お前、頭っ」

 バサッと水分を含んだタオルを頭に被せられる。スィオンを見上げれば頭が濡れていた。どうやら、水浴びをしていたようだ。

(頭?)

 頭がなんだというのか。髪は部屋を出る前に手ぐしではあるが、整えてきたつもりだ。それとも、酷い寝癖があったのだろうか。それにしても周囲の空気があまりに異様であった。

「お前、女なんだろうが」

 声を抑えて言われ、何を当然のことをと思い目を見開く。

(ちょっと待って。そういえば、前世で髪の短い女性って…)

 前世を全て思い出した訳では無い。かといって断片的すぎるほど僅かな記憶でもない。当時の習慣や出来事はそれとなく知っていた。

(千年前と変わってなかったら、傍から見て私って罪人?)

 それも姦通罪と言って女性には不名誉な罪状である。

 血の気が引いた顔を見て鈴音が状況を飲み込めたのだと分かりスィオンが改まった様子で女将さんに顔を向けた。

「驚かせて申し訳ない。彼女は、盗賊に攫われ監禁されていた。ぎりぎりの所で保護は出来たが、その時には髪を既に切られていて…それ以上の暴力に合わず幸いだったと言うべきなのかは分かりませんが」

「まぁまぁまぁ!そうだったの…可哀想に…そうとは知らず変な態度を取ってしまいごめんなさいね。確かに暴力を受ける前に保護してもらえたのは良かったかもしれませけどね、騎士さん、髪は女性にとっては大切なもの。身体に傷はなくともとてもショックなものなんですよ」

 女将さんが同情の眼差しを鈴音に向ける。

(えーと、すみません。好んでこの髪型にしてるので、別に何ともないんです。しかも、盗賊に捕まっていた時の記憶殆どないので心に傷も負ってません)

 なんだかとても居た堪れない。だが、ここは話を合わせておいた方が良さそうだ。鈴音は、気落ちしているふりをして、いい具合に垂れ下がるタオルで顔を隠す。

「あまり、ここに居させない方がよさそうだ。私は、彼女を部屋まで送ります」

「ええ、ええ。朝食は部屋までお持ちしますよ」

 スィオンは、丁寧な口調で礼を述べると鈴音を部屋まで連れていく。それに逆らうことなく部屋に入るまでは顔を鬱向けておく。

「はぁー…」

 部屋に到着すると鈴音は、盛大なため息を吐いた。

「すっかり忘れてた。ここでは、髪が短い女性って珍しいんだった」

「いや、珍しいどころの騒ぎではない」

 一緒に部屋に入って来たスィオンが呆れた様子で言う。

「そうかもだけど。てか、男女二人で部屋に入るのはどうなの?」

 半分八つ当たりで言えばスィオンが肩を竦めた。

「あの女将さんは、恐らくスズのことを子供ーーいや、俺ではないぞ!女将さんがた!」

 冷ややかな目で睨めば両手を上げてスィオンが弁明する。

「ともかく、俺ではなく女将さんはお前のことを子供だと勘違いしてるだろうから、そこまでは気にしないはずだ。したとしても、お前が一人になるのを怖がったとでも言えばいいだろう」

「怖がる、ねぇ」

 白けた様子で言えばスィオンが乾いた笑みを見せる。

「スズが図太いのは、出会い頭で理解している」

「ちょっと失礼じゃないですか?」

「じゃぁ、少しでも怖かったか?」

「…」

 無言は返事にもなる。

「ほら、図太いじゃないか」

「まぁ、それは否定しないとして。で、なんか話があるんじゃないんですか?」

 そうでなかったらわざわざ二人きりになろうとしないだろう。

「まぁ…」

 少し悩むように顎を触り、スィオンは一定の距離を保ったまま鈴音に問う。

「スズは、何者だ?」

「何者って、どういうことです?」

「普通なら男でも恐れる状況でスズは、かなり落ち着いていた。それに、髪が短いことを気にする様子もない。世間で髪が短い女性がどういう立場か知らない訳では無いのだろう?」

 早速、不審に思われているようだ。鈴音は、自分の迂闊さを罵りたくなった。

「えーと、恐れる状況というのはきっとアジトでのことですよね?それは、あまりに現実味がなかったから普通でいられたのと、目覚めた時にはスィオンが助けに来てくれていたからですよ。髪に関しては、言う通り短いことを気にしてません」

 スィオンは眉を寄せた。

「もしかして、スズの故郷では髪が短い女性が普段でもいたのか?」

「はい、まぁ、そうですね。髪が長いと手入れが大変だから好んで短くする人も多かったかな」

「どうりで髪が短いことを気にしないはずだ。それは、納得した。だが、それならどこの国の人間だ?」

「昨日も言いましたけど」

 素っ気なく答えながら、内心では不味いと焦り始める。これ以上、深く突っ込まれてしまえばボロが出てしまう。

「にほんという島国だったか。だが、お前が存在しないと言ったんじゃないか」

「…」

「ならば、滅んだ国なのか?」

「まぁ、そうですね」

 滅んではいない。この世界に存在しないだけだ。と正直に言えたら楽なのにと思いつつ曖昧に返事する。鈴音の適当さにスィオンは困惑する。どうも彼女は、自分の祖国に帰ることに積極的ではないようだ。

「よく分からないが事情があるんだな」

「そういうことです。あ、もしかして、怪しすぎて保護してくれる話は無しになります?」

 それはちょっとどころかかなり困るなぁと思いつつ聞いてみる。スィオンはため息を吐いて首を振った。

「いや、それに関しては責任をもってきちんとするつもりだ。だが、スズはどうしたい?」

 まさかここで要望を聞かれるとは思わず目を瞬かせる。

「と言うと?」

「この町で生活を成り立たせるか。俺達に着いて来るか。正直、俺は身元の知れないお前を連れて行っていいものか悩んでいる。はっきり言うとお前は怪しい」

 はっきり言い過ぎて、逆に清々しいなと鈴音は失笑した。

「怪しいか。確かに。でも、私が貴方達に危害を加えられると思います?」

「それは、そうだが…」

 と返答があったが、スィオンは他にも懸念するところがあるようだ。鈴音には、それが何なのか分からなかった。

「そうですね。その選択肢でいくと連れて行って欲しいです。ほら、頭のことちょっと騒ぎになったし、この町ではやりにくいかも」

 へらっと気の抜けた笑みを見せるとスィオンが仕方ないと肩を下げる。

「分かった。それなら、当初の計画通りにことを進めることにする」

「え?最初から連れて行ってくれるつもりだったの?」

「お前が騒ぎを起こす前まではな」

「あらら」

「これ以上、騒ぎを起こすなよ」

「へーい」

 気の抜けた返事にスィオンは目を眇めたが、仕方ないと頭を振る。

「スィオン」

「なんだ」

「ありがとう」

「昨日も聞いた」

 素っ気ない返事だ。だが、そこに照れが含まれている事に気付き鈴音はニヤリと笑う。

「シオをいい男ですねぇ」

「は!?てか、スィオンだ!お前、やはりわざとかっ」

 子気味良い反応に鈴音は声を上げて笑う。


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