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詩❲心理描写-暗❳

鈍色の箱庭

作者: 日浦海里

幸せ色の箱庭を

ひっくり返して

壊してしまった


後悔しても戻らない

もとの形に戻せない


同じように作ってみても

それは似ていて違うもの


そこは何かが欠けているのに

欠けていることは分かるのに

何を埋めれば戻せるのかだけ

幾ら考えても答えは分からず


そっくりに似せた箱庭で

壊れた人形が踊っている


事実は何も覆らない

壱を零には戻せない


変わっていても

手放したくない

幸せ色の箱庭を



-----

覆水盆に返らず

それでも、やり直せるのが人だけど

戻すことに固執するより

作り直すことのほうが

より良い選択ということもある

刻まれたものは消せないけれど

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― 新着の感想 ―
[一言] 幸せの形を元に戻すことは難しいです。 私自身そういう経験を沢山しました。 でも、また新しい幸せの形があるかもしれませんよね。 前に1歩進んで見ると 別の形の幸せがあるかもしれません。 …
[一言]  全く同じものを置いてみても、壊れた記憶が色濃くなるだけだったりしますよね。  壊れても手放したくはないけれど、その時点で幸せではないのなら、確かにやり直した方が建設的なのかもしれませんね。…
[良い点] 後悔先に立たず 覆水盆に返らず 逃した魚は大きい ことわざにも表される人の情念ですね。 [一言] これをなだめるとするなら、対義語の 備えあれば憂いなし を、あてるには既に遅く 明日は明日…
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