続入浴中
続入浴中
あちらこちらで盛り上がる女子話、翠の不用意な発言は結構核心を突いていた。
婚姻届けを出せばそれで片が付く、まあそれにはコウの気持ちも伺わなければいけに事なのだが。
一通り汗を流した2名は湯舟に浸かり先ほどの事を思い出す。
「グリーはどうするの?」
「え?いきなり何その質問?」
「私がコウと婚姻してしまったらよ」
「もちろん私もそうするわ」
「そうよね、でもその先は?」
「それを話すの?」
「一応ライバルの予定を聞いておかないと、コウは多分どっちか一人は取らないわ」
「なんで貴方に分かるの?」
「だって私がグイグイ言っても彼は止めるのよ、その意味は分かるわ彼もまだ私たちと同じ恋愛初心者だって事」
「そ そうなのかな~」
「向こう(USA)ではこちらがOK出せば即その先まで行ってしまうわよ、駆け引きも何もない、それじゃ面白くもドキドキもないわ」
「ああ~そうなんだ、そういえばマーサは言い寄られたことないの?」
「言い寄られてばかりよ、だから断るしかないのよ」
見た目ナイスバディのティーンエイジャー、美人でそしてお金持ち、そんな彼女を放っておく男子などいるわけない、行く先々で声を掛けられ下手をすると連れ去られそうになる彼女。
もちろん気功術で強化した体は暴漢ぐらいあっという間に排除可能だが。
USAにはいまだに銃の所持が禁止になっていない地区がたくさんある、この時代は州によって銃の所持が規制されている。
もちろんテキサスは未だに銃の所持が規制されておらず、訪れる時は注意が必要だ。
他にも銃規制されてない州があるので彼女には常にそういう場所へ訪れた時は異性の様子を測る術を身に付けなければいけないことになってしまう。
それが日本に来たとたんそういう危険性から解放されるのだ、しかもシャイで素敵な男性が沢山居るのだから。
彼女でなくても日本が好きになること請け合いだ。
「そうなんだ」
「でもコウは特別よ、あのたたずまいと笑顔、そして包容力・向こうにはコウのような男性はいないわ」
「…見つけちゃったんだね」
「そうね、でも先に見つけたのはグリーでしょ」
「恋愛に後先はあまり関係ないわ、私は彼を愛してるだから彼が望まない限り無理強いしない」
「やっぱり私たちは似ているわね、育った環境は違うけど」
「そうね、そういえばマーサもカラオケ来るんでしょ?」
「ええ当然行くわよ、せっかくのデートなんだもの」
「デートではないんだけどね…」
「ちゃんと歌のポイントも教えるわよ、でも英語と日本語は違うから少しイントネーションが難しいかもね」
「マーサの歌声聞いてみたい」
「じゃあ近いうちに披露するわ」
この旅行が終われば現実が待っている、翠は芸能事務所からの命令で歌手としても活動しなければいけない。
そのためにはこれから歌の特訓をしなければならないのだ、コウは了解してくれているしそこにはマーサも参加すると言う、そしてコウの母もちゃっかりお邪魔すると言う。




