ホテルの夜
ホテルの夜
設置しておいた荷物やゴミを丁寧に回収し、持ってきた袋につめ肝試し終了の挨拶をする。
「皆ご苦労様、この模様しものに賛同いただき有難うございます、気に入ったなら来年もやろうかとおもいま~す」
「俺はでねーぞ」町田
「いやいや来年は先輩も院生でしょ?」
「あはははは」
マッチーは又墓穴を掘るが彼は若干一名の心を掴んだようだ、それはこれから書くとしよう。
後片付けを済ませ、住職にお礼を言いに行きお賽銭を全員で奉納し願いを込めた。
「みんな願いはこめたか」
「はいはい、大学受かるように願ったよ~」星
「それじゃ時間も遅いしホテルに行きまーす」
すでに夜7時を回り夕食の時間になっている、ホテルに着くと直ぐに各自部屋へと戻り着替えて1階のレストランにて夕食をとる予定、本日の夕食はバイキング形式、併設のレストランには新鮮な海の幸がオンパレードで盛られていた。
コウは直ぐにアロハに着替えると荷物を置き1階のレストランへ、一応幹事のような役割りをになっている為、ホテルの支配人と少しお話ししなければならない、すでに予定は決まっているから、後は細かい打ち合わせなどだ。
「では朝9時にご出立ですね」
「はい8時前に朝食で」
「かしこまりました」
「あと荷物を送りたいんだけど」
「かしこまりました、後ほどフロントでお預かりいたします」
「よろしくお願いします」
コウはフロントで支配人に荷物の事と明日の朝の予定を話すとレストランへと移動する。
すでにレストランには数人が集待っていたが、コウが中に入ると後ろから美女が2名次々とレストランへと入ってくる。
「ハーイ」
「好きな場所に座って」
「…」
「コウが座る場所の隣じゃないといやよ」
「私も」
マーサの次に翠がやってきて次々に俺の座る場所が先だという、確かにそうしないと空いているテーブルに座るのは難しそうだ。
「分かったじゃあ4人がけを」
「こっちが良いわ」
そこは6人がけのテーブルだった。
そこに荷物を置くとニコッと2人は微笑んだ。
その後は母と教授さらにセリアと明実、次々にレストランへ入ってくる、そこへさらに男性陣と残りの女子達。
全員がそろったところで又一言。
「お疲れ様、先に明日の予定を伝えます、明日はこのホテルを9時に出て伊豆急でサボテン公園へ向かいます、そこで観覧しお昼を食べます、滞在時間は5時間を予定してます。午後3時にてお開きの予定です、東京に付くのが5時前後という予定ですので何かあったら言ってください、一応纏まって帰りますが予定のある人は先に出てもらってもかまいませんので申し出てください」
昨日もそうだが今日も緊急の予定は入っていない、だがこの人数なのだ誰かのスマホに問題発生の連絡が入らないとは限らない。
ちゃんと予定を話しておけば何か有ったときに対応するとき楽になる。
2泊3日の短い予定でも備えあれば憂い無しと言ったところだ。
その間に陽が全員にグラスを配りビールやワインを注いでいく星と真純ちゃんだけは地元で取れたジュースを注がれ残念そうな顔をしているが、まさか未成年に酒を勧めるわけにはいかない。
「それじゃグラスは持ったかな」
「乾杯!」
19人のお食事会地元で開くとかなり料金を取られるが、ホテルのレストランなら宿泊するだけで全員で食事が出来るから考えてみれば格安なのではと思う。
勿論男性人は宿泊費の分だけ食べまくったのは言うまでも無いが、さすがに海の近くは海産物が豊富で、刺身だけでも相当な種類がそれぞれのお皿に乗っていた。
「この赤い魚多いね、鯛じゃないわよね」
「いや一応鯛の一種で金目鯛のはずだが」
「これはイサキかな」
「サザエも大きいわね」
「これアワビよね」
イセエビも相当な数が食べ放題で料理されていた、もちろん全員が一度は皿に取り舌鼓みを打った事は言うまでも無い。
テーブルにならんだ大きな船盛りはあっという間に次の船盛りに交換され役1時間後には船盛りは殆ど食べつくされていた。
「お~皆食いっぷりは俺と変わらないな」
「まっち~の十八番はそこだけだったよね」
「うっせ~わ、誰が食うだけしか脳がないだ!」
「はいはい」
「あはは…」
食事が終ったあとはそれぞれが自由時間、温泉に行くもよし外をぶらつくもよし。
温泉卓球を楽しむもよしと全員がそこそこバラけて、伊豆の夜を楽しむ事になった。
「こうちゃん!俺ら町まで出ようと思うんだけど」
夜8時この時間でもホテルの無人巡回バスは使えるが、市内のお店は開店しているかちょっと微妙な時間帯だ。
「良いけど商店は閉まっているんじゃないか」
「行くのはそこじゃないよ要するに呑み足りないってこと」
男子の数人と女子の数人が市内の小料理屋で飲みなおそうという事で意気投合したらしい。
そこにはコウは参加しない事にしたのだが、まっち~はというとチャッカリその飲み会について行くという。
さらにそこには教授まで一緒だという話、まあ教授が行くならそれほど心配する必要も無いと人数と参加者を聞いて送り出した。
「春が来ると良いね」
「翠ちゃん」
「あら結構上手く行くと私は思うけど」
両手に花状態で自分が心配する事ではないとも思うが、さてこの後どうしようかと迷っているとそこに陽と星さらに所とセリアそして明実ちゃんがやって来た。
さっきまで2組とも別々に行動していたのを俺は知っている、所とセリアは海辺の散歩。
陽はこぶつきで明実と卓球をしていたらしい。




