星は
星は
翠やマーサとは違い現役の高校生、恋愛に興味はあれど今の所は興味だけであり、どっぷり恋愛にはまるなどと言う事はありえないお年頃。
確かにクラスメイトの中には初体験などと言う言葉がちらほら行きかう年頃ではある、どうせなら自分も経験してみようとは思うのだが、その場合自分だけでは先に進むのが難しい。
そう高校生の男子で自制心のまだはっきりとしない年頃ならば、誘惑に負けて突き進む可能性もあるだろう。
だがすでにそう言うことを経験していて2人の美女を前にしても自制心を失わないコウ相手では気を引くのも中々難しいと言える。
「なんて呼べばいいかな?~きゃ~~~」
質問しながらもお化け役に反応しコウの後ろへと隠れる、そのたびにコウの顔には笑みがこぼれてくる。
「そうだね~コウでもコウさんでもコウ君でも良いよ」
「じゃあコウ兄で」
時折コウをペアに選んだことなど忘れ大きな叫び声をあげ、結局ほとんど質問をできずにコウの服を強く握りしめる星。
7人のお化けすべてで黄色い声を上げお化け役の男子たちを喜ばせた。
そして終わり近くになりようやくコウに質問を投げかける。
「ハアハア、も~~~なんでよ~もう少しいい感じになると思ってたのに~」
「いい感じって?」
「いやそれは…」
「でもここにきて星ちゃんが怖がってくれたからお化け役の奴らは喜んだんじゃない?」
「そ そうかな~役に立ったってこと?」
「ふふふ、陽の妹だからもっと冷静な子を想像してたんだけど、安心したよ」
「それってどういう?」
「ちゃんと高校生なんだなって」
「もう~コウ兄ちゃん意地悪~」
結局恋バナなどを語ることなどどこかへ吹き飛び、まるでもう一人出来た兄と妹のような感じで最終コーナーから出てくる二人。
それはだれの目からもほほえましく映ったことだろう。
そして次は聖音の番が回ってきた、彼女はどちらかというと頭脳明晰な分析女子。
このようなイベントごとには加わることなど初めて。
恵美のような結構策略を巡らせるようなこともない、真面目一筋を絵にかいた女子であるが。
先だっても書いた通り東京大学の女子は全員が平凡ではないことは周知の事実、彼女も年収一千万近い特許を持ちコウの特許の補助システムを担っていたりする。
そのため他の女子より会話で行けば彼女が一番コウと会話していたりする、すべて研究内容なのだがそれは仕方のないところ、だが今回彼女は今までしてこなかった恋バナに挑戦しようと心に決めていた。




