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数分後

数分後


「ぎゃーーー」

「待ちなさい町田君!」

(おいおいまっち~お化けも怖いのかよ…)恵美

「もう町田君ったら、彼は鍛えないとだめね」

「まっち~最低」

「まじかよ、こんなにこえ~とは…」

「次は私です」


次はBGボディガードの明実ジョンソン、町田先輩が彼女の前でどう変化するのか?


「ぎゃ~」

「うぎゃ~」

「やめて~」

「うお~~」


何とか戻ってくると、明実ちゃんが一言。


「かわいそうな人」

(ず~~ん)

「先輩ドンマイです」千秋

「そ そうだよな、誰でも怖いものはあるよな」泣きながら


2回目も町田は恐怖から脱することができずに、パートナーを置き去りに。

まあこんなこともあるだろうかと2回のトライを設定してある。

だがこの後逃げ出した男性は一人もいなかったのが、さらに町田のだめっぷりをさらけ出すことになるとは思わなかっただろう。


「次は徹君だね」

「はいは~い」


徹の最初のペアは真純、もうカップルとして形を成しつつある2人は楽しそうに手を繋ぎ次々とお化けをクリアして行く。残念だったのは収支真純が笑っていたというところか。

戻ってきたときに聞いてみた。


「だって~お寺でフランケンシュタインって、おかし~」w


あ~そこか、確かに和洋折衷にしたのはどうかなとは思ったが、8箇所に仕掛けたお化け役。

和風でそろえたらせいぜい5種類しか変装道具が無かったという話。

まあそれは仕方の無いこと、まさか特殊メイクまでしてやるような事でもないし。

それは今度文化祭の出し物でもやるときにトライするとして、今回はこれでがまんしてもらうしかない。


「次は私です」

「どうぞ」


ん?何故か白石さんの顔が赤らんで見える、しかもちゃんと手を握っているではないか。

そう言えば徹は結構モテたりする、それは彼の立ち位置 出過ぎず引き過ぎない上手い事渡り歩く。

だが彼にはそれが自分のスタンスとして確立されているようだ、回りからの受けも良さそうだし。

そう言う意味で考えれば女子受けはかなりいいのかもしれない。


「きゃ~~」


戻って来たときにはまるでナイトのように徹が前に出て、その手をぎゅっと握りながら後ろを着いて歩く白石さんの姿が。

戻ってきたときには、女子数人からやったねと言う賛辞の声が。

そしてラストは琴平さん、彼女は白石さんとは真逆だが声は出さずにちゃんと抱きついてきたらしい。


「ご ごめんなさい」

「いいえどういたしまして」


次は山根君の番、まずは本命明実ちゃんが陽と一緒に突入する、お手てを繋いでもじもじする明実ちゃん、それをかばうように前に出る陽は明実ちゃんの目から見て、とてもかっこいい男子に映っていることだろう。


「いや~~~」

「きゃ~~~」


山根君に後で聞いたがこの肝試しの最中、彼女との初キッスを敢行したとか。

2人は真っ赤な顔をしたまま少しうつむきながら、それでも手は堅く握られていたのだとか。

この話は又後で単独インタビューする事にしよう。

山根君の次の相手は、コウの彼女で格闘少女の翠ちゃん。

勿論彼女は手を繋ぐことなど無くお化け役が脅かしても、全く動じず収支山根君に質問していた。


「ねえコウちゃんとは結構長いの?」

「入学して2ヶ月目からかな?」

「へ~」

「早坂さんは?」

「私は小学校かな」

「そんなに長いんだ」

「そうでもないよ、小学校4年のときからだから」

「へ~」

「付き合い始めたのも1年ぐらいだし」

「質問していいかな?」

「良いわよ」

「2人共にコウの彼女なんだよね?」

「そうね、不本意だけど」

「ああ~やはりそうなんだ」

「向こうはもう婚約しているみたいだし、私も気持ちはそのつもりよ」

「どちらかに決めて貰うという事は考えないの?」

「考えたけど、そのときはどちらかが去るってことでしょ?」

「私が正式な彼女になっても、マーサが去ると思う?」

「いやそれはなさそうだね」

「そうでしょ、それならコウに2人の事は任せて、これ以上邪魔者を増やさないことに専念するしかないでしょ」

「確かにそうだね」


(妹よ、やはりこの2人を交してコウの彼女になるのは茨の道どころか道さえもなさそうだぞ。)


一応陽は、愚妹の意向を汲んでどう立ち回れば2人の牙城を崩せるか探りを入れてみるが。

端から思っていた通り、彼女らの性格からして、正攻法でしかも自身の能力をフルに使って見返すことでしか入り込む隙は無いと考えを固めるに至った。


そして肝試しも終盤に差し掛かり、次はマーチン。


「教授、よろしく」マーチン


そういいながら太い腕を差し出すマーチン。

それを見上げる教授の顔が赤くなる、町田とは一字違いの呼び名だが外見にはかなりの差がある。


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