表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/60

徹と真純

徹と真純


でも何もしなけりゃ何も起こらない、せっかくの旅行それも男女混合のサークルの旅行に来ておいて。

何もしないというのはいかがなものか?そりゃいいことがあればその方が良い。

何もないじゃなく何かしても何もないであればそれは構わないという事。

そう考えながらパラソルが立ち並ぶ一角へと足を運ぶ、なぜか雑魚寝のパラソルには5人の女子が寝ていた。


ここへ話しかけるのは少し気が引ける、隣のパラソルにはコウたちがいる、そこだけランクが一つ上のように感じるが、黙っていても始まらない。


「コウさん、もう3時だがまだ行かなくていいのか?」

「徹君どうした、ああそうか一応4時に上がろうと思うんだが」

「了解、でもみんなさすがに疲れたんだね」

「あ~そうみたいだよ」


お年寄りは定位置変わらず折り畳みベッドでお休み中、コウのいるパラソルには星ちゃんとアキラそして明実ちゃんがいる。

そこに雑魚寝のグループから真純ちゃんが歩いてきた。


「徹先輩、男子の話って面白そうですか?」

「ああ、たぶん女の子が聞いても、笑っちゃうだけだと思うよ」

「後のみんなは、もうお疲れみたいですよ」

「まあそうなるよね」

「あと1時間で上がるみたいだけどみんなはどうするの?」

「そうですねたぶんみんなそのぐらいで上がると思います」

「先輩は?」

「あ~真純ちゃん少し歩かない?」


「いいですよ、いきましょう」


コウたちに手を振り2人は歩き出す、海の家からもその姿は見えており。

2人が歩き出すと、男子たちは少し歓声を上げる。


「徹やったね!」

「お~、これで的を絞れるな」

「あとは後半戦の肝試しか、だが肝試しは女子のみだったよな」

「この数で脅かす方と脅かされる方を分けてもつまんねえからな」

「ああ確かに、それなら女子を脅かすことにした方が良いか・・」

「腰抜かしたら助けてやればいいし、蹴りを食らったらそれはそれで面白かろうという感じかな」

「僕はたすけるほうがいいね」

「マーチンはこういうイベントはしたことあんの?」

「ドイツはあまりないね、どちらかというと酒飲んで騒ぐ方が多いよ」

「あ~さすがビールの里だわ」


「まあそのガタイなら女子に一発食らってもだいじょうぶっしょ」

「俺らの方が心配だぜ」


マーチン、彼はEUR、ドイツ地区からの留学生。

身長は1メートル92センチ横幅も結構ある、ちょっと見はアメフトの選手に見えるが彼は気功術と柔道をかじっているぐらい。

気功術等級も8級まで上げており近いうち協会で例の若返り魔法をレクチャーしてもらう予定らしい。


「おーいそろそろ本日後半の準備はじめっぞ~」

「おおもう50分か」

「だらだらしてるとすぐ時間が過ぎて行くな」

「じゃまずはパラソルの返却な」


やや日差しが陰ってきたが、本当に天気に恵まれたというしかない。

コウと町田そして陽の指示でお片付けが始まる、女子は数人が眠い目をこすっているが。

普段研究室に篭ることの方が多い面々、海と言うこともあり最初ははしゃいでいたがそれも2時間が良いところ、いくら気功術で体力マシマシでもこう日差しが強いと早くばてるのも仕方が無い。


「え~もう?」星

「そうだねもう4時になるかな」コウ

「あら~楽しい時間は過ぎるのもはやいわ~」教授

「教授寝てただけじゃないですか」恵美

「そうかしら~」

「いや言わんでもわかる」町田


そういいながら町田は恵美の次の言葉をさえぎる、たぶん恵みは年だからと言うところだろう。

それを言うとたぶん教授はへそを曲げてしまい後が厄介だ。

他の面々はすぐに荷物を手に持ち、浜辺にお別れをしている。

辺りにはサンオイルのかおりと一緒に女子特有の汗の香りが漂う、町田は折りたたみベッドを片付けると同時に残り香を楽しんでいたりする。

まあ判らなくもないが、そう言うことさえなければ彼はもてるのにとコウも陽も少しため息を漏らす。


「よしじゃあ忘れ物は無いね」


そこへ徹と真純も戻ってきた。


「帰るんですね」

「ああ じゃあこれ持ってくれるか」

「はい」


一行は夏の砂浜に別れを告げ後ろ髪をひかれながらホテルへと戻っていく、これと言ってHなアクシデントなどはないが、そこは又今度。

周りには数人の海水浴客がいたりはしたがほとんどが家族連れかカップルで自分たちのような学生の集団はいなかった。

いればナンパな男がいてもおかしくはないところだが、そのようなこともなく本日の前半海辺で水着ショーは滞りなく終わった。


「ねえコウちゃん、肝試しは指名ないの?」翠

「一通り終わったら次は指名して回るつもりだよ、でもそうするとあぶれる人が出ないとは限らないでしょ」

「あ~そうか・・」

「くじにしない?」恵美

「いいねそうしよう」


くじにすればわがまま言わずに従わなければいけない、それに男子は全員お化け役をするわけで、一人ずつ抜けなければ順番通り進めない、時間的には5時から始めれば1時間で終わることを想定しており。

順番を変えても2回までが限界、それに男子は8人のため女子の人数11人に対応するには3名があぶれてしまう。

まあ2名は大人なため、参加するかは微妙だが。

だからと言って仲間外れにするわけにもいかないのでちゃんと人数分当たるように設定しようと思う。

そうするとコウの母は付き添いは自分という設定が考えられるが、まあ母が誰でもいいよとチャレンジャー精神を出してくれればその方がいいかなとも思う、まあそれは外れくじのようなものだ、母は看護師・夜の病院も楽しんでこなす幽霊系には耐性がある。

教授は絶対参加するだろうことは、今回の旅行への意気込みで分かり切っている。

そう考えるとやはりくじ引きそして3名あぶれることを考えると、この3名分のみ指名できるという設定が面白いかなと考えを巡らせた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ