午後の部
午後の部
徐々に日が傾き現在はほとんどの若者がパラソルの下へと入っている。
この浜辺には海の家が一つしかない、なのでシャワーもそこで浴びる形になるのだが、まあホテルからも近いので歩いて10分が面倒でない限りホテルまで我慢するだろう。
サンオイル塗って3時間ほどすると、すでに数名の女子はパラソルの下で寝息を立てていたりするが、男子数名は海の家でビールを片手に磯焼きをを楽しんでいる。
「しかし今日は天気よすぎだろう」
「ああこんなに快晴に恵まれるとは・・」
「ビールうめー」
「先輩飲んでばっかですね」
「こういう日はいくら飲んでもすぐ汗で消費すっから残んないんだよね」
「ああたしかに」
「で、あれはどういう事?」
「あれって?」
「知らない間にところちゃんとセリアちゃんがラブってるじゃんよ~」
「ああそれ俺も初めて見た」
「あいつ昨日抜け駆けしたのか?」
「先輩抜け駆けじゃなくて必然みたいですよ」
「そうか?あいつメイドラブだったな・・・」
「そうそう僕もびっくりしたよ」
「マーチンねらってた?」
「そこまでじゃなかったけどね」
「まだほかにもいるから頑張ろうぜ」
確かにほかにも女子はいる、恵美と真純そして聖音さらに千秋という全員才女でありかなりのレベルと言える。
「徹は真純ちゃんだろ?」
「いや・・おれは・・」
「この際だから決めちゃえ、そうすれば俺らが他を狙いやすい」
「先輩は教授じゃなかったんですか?」
「ちょそれはないだろう、あくまでもそこは最終手段だ」
「まあ確かに」
「で、お前はどうするんだ?」
「お おれ?」
そこには今までこれと言って話には入ってこない、ゆ~れい部員のような田村草が、なんとも言えないような顔をしていた。
「俺は別にそういう事は考えてないよ」
「なんだよ自分だけ一抜けたってか!」
「そんな・・いじめないでくださいよ、僕は皆さんのように女性に対して恋愛感情が薄いだけですよ」
「お~悪い、少し言い過ぎた、だが恋愛とは戦いだ、もし向こうが寄ってきたなら、参戦したと判断するからな」
「そんなことが起こるなら、それは奇跡ですよ」
海の家で男子が数人今後の作戦を話し合っているうちに徐々にではあるが日が陰っていく。
外はいまだに日差しが強く、現在は海の家かもしくはパラソルの下に全員避難中。
見た目ではあまりわからないがすでに日焼けしてかなり水着の跡が付いていそうだ。
「何時?」
「3時過ぎた」
「そろそろ上がった方が良いか?」
「女子にも聞いてくる」
「お~悪いな」
「また来る」
徹は一抜け、というより真純ちゃんと話をするために抜けた、徹も考えていないわけではない。
最近特に真純との行動が多い、一学年下の後輩なのだが特に恋愛感情などは出していない。
彼女の方もただ単に頼れる先輩ぐらいにしか思っていないと、感じているのだが。
女子は思ったより考えていたりする、男はそこいら辺バカだから相手のことを考えず行動してしまいがち。




