一方女風呂は
一方女風呂は
「ねえマーサはどうやって維持しているの?」
「何が?」
「その体よ」
「基本スポーツね」
「やっぱり」
「あら翠もブドウしているじゃない」
「まあそうだけど・・」
「あなたたちはまだ若いから良いわね」
「うわっ」
急に教授が話しかけたので、2人は驚いた。
「2人共にコウ君の彼女なんでしょ」
「え~と、そういうことになります」
「私は婚約者ですけどね」
それを聞いて翠が少しマーサをにらみつける、勝ち誇るようなしぐさのマーサ。
「結婚してないならどちらも同じだけど、それにしてもコウ君はどこから見つけてきたのかしら」
「私がコウを見つけたのです見つけられたのではないわ」
「私も同じよ」
風呂場のガラス戸を開けると湯気がブワッとまとわりつく、脱衣所から風呂場へ入っていくとすでに数人が湯船につかっていた。
「ワォここのお風呂も広いわね」
「一応温泉地のホテルだからね」
「先に体を洗いましょ」
体を洗っているとサウナから明実とセリアが出てくる。
「ベリーホット・・・」
そのまま水風呂へ入り奇声を上げる。
「オーマイガッ!」
(ザブンッ)
「お姉ちゃんたちだらしないな~」
星が後から出てきて勝ち誇った顔をする。
「こんなに暑いとは・・」
「セリアも来てたんだ」
「ええ、先に入らせていただきました」
「そんなに仕事優先にしなくても大丈夫よ」
「いえいえそういうわけにはまいりません」
「後はもう一度湯船に」
「いきましょ」
セリア達はもう一度湯船につかったら出るつもりだ。
星はつまらなそうにしながらも次の標的へ向かう。
「お姉ちゃんたちはサウナは入らないの?」
「私はノーサンキューね」
「私もやめておくわ」
「え~~つまんないの~」
「じゃあ私が相手してあげるわ」母
「やった~負けたらジュースおごりね」
サウナの我慢対決でジュースをかけていたらしい、という事はすでに2連勝というわけだが。
コウの母はこう見えてかなりサウナ好き、家にもコウがサウナを買ってくれたのでほぼ毎回利用している。
18分後、先に出てきたのは星だった・・
「うわ~~もう無理~~~」
「若いな~~」
「ほんと、うらやましいわ~」
「え~お姉さんの方がうらやましいですよ~」
「あらお姉さんなんて、言われたの何年ぶりかしら」
「星ちゃん教授はもう還暦越えてるんだって」
「還暦って何?」
(60歳を超えてるのよ)
「え~~うそ~~~」
「もしかして若返りの?」
「そうよ、もう5回ぐらいかけてるかしら」
「へ~どうりで」
如月教授はどう見ても30代半ばにしか見えない、肌はどう見ても20台後半と言ったところ。
柔らかそうな胸はメロンのように熟れているのに腰は細く、確かにドレスが似合いそうな体つきに見える。
彼女が普段着として自室にいるときにボディコンシャスな服ばかりを着ているのも体のラインを強調し若く見せるためでもある。
まあもともとナイスバディなのだからそこまでする必要はないと思うのだが、女心とはこういうものなのだろう。
まあそれもコウの進言のおかげで少し和らぎそうだが、如月教授の胸はマーサよりはるかに大きいのだから、どうやって今後男を誘惑するのか見ものでもある。
「私もあのぐらいになるかな~」
「星ちゃんはそんなに大きくならない方が良いわよ」
「なんで?」
「胸は小さい方がモテるのよ」
「そうなの?」
「大きいと邪魔だし、いやらしい目で見られて終わりよ」
「ああ~そういうこともあるのか~」
「あの胸が理想ね」
そういうと翠の方を指さす。
そこには見事なバランスで胸腰尻のラインを見せつける理想形があった。
別に星のスタイルが特に悪いわけではない、胸もちゃんとあるしくびれもある、周りのボディがすごすぎて、それを自分と比べるからいけないのだ。
マーサや翠は身長も175はあるモデルのような外見、そこへ身長165あるかないかの星と比べてはかなり無理がある。
如月教授も170近くありコウのママも172以上はある、どう考えてもこの状況がいけないのだ。
そこへ井戸端会議が終わったのか、恵美と真純そして聖音さらに千秋が話しながら入ってきた。
「まったく男子の話はエロばっかだな~」
「めぐちゃん楽しそうに聞いてたじゃない」
「そこは一応情報だけは聞きださないとでしょ」
「ほらね大丈夫よ、あなたはまだこれからなんだから」
教授が星に話しかける、新たに風呂へ入ってきた4人はごく普通の女の子、どの子も普通に見え比べてみれば自分の方がまだよかったりもする。
「はい安心しました~」
そういうと湯船へと入っていく。
「よっ!星ちゃんは勉強どこまで進んでんの?」
「あ~ぼちぼちですね」
「そうか~まあおにいちゃんがついてれば大丈夫か・・」
湯船につかりホッとする星ちゃん、そう普通を目の当たりにして、先ほどまで見ていたものがいかに桁外れなのかを再確認する。
(おにいの相手は誰だろう)
先ほどの自分の心配など何処へやら今度は兄のことを気にし始めた、兄に聞けば余計なお世話だというだろう。
でもこの中の一人であることは確かだ、そうでなければあの兄がこんなに長い事一つのサークルに参加しているなんてことは無いはず。
山根家は言わずと知れた高学歴家族、そのため習い事はもちろんのこと勉強なども色んなことを覚えさせられた。
当然のことながら優秀な兄ではあるが習い事はかなり激しく変化していた気がする、楽器の演奏もそうだが囲碁や将棋などのゲームもいつの間にか月単位で違う遊びに没頭していた気がする。
周りにいる少し年上の女子をざっと見て、頭を悩ませる。
(兄よそれでもかなり高いハードルですぞ)




