旅行前のデート
旅行前のデート
夏旅行も明後日となった本日7月25日土曜日、今日は本来前倒しにしてしまった水着購入イベントの穴埋めデート。
もちろん2人の彼女と午前午後交代でデートのお相手をさせてもらう。
前回午前中は翠、午後はマーサという形だったので、本日は午前中がマーサと4時間、午後2時からは翠と交代し18時までという形。
今回少し楽なのは、マーサが最初の場所を指定してくれたことだ。
そう午前中の第一イベントはボウリング、例のラウンド10へ。
ただし今回は前回のようなきわどい服装は自重してくれるとのことだが。
いくら抑えめにしても人々の好奇な目が彼女をとらえないということはほぼありえない。
朝9時すでにコウは起きていた。
「おはよ~」
「おはよ」
「朝食おいておいたから」
「ああサンキュー」
「じゃあ母さんは仕事に行くね」
「行ってらっしゃーい」
リビングのテーブルの上には、こんがり焼けたトーストとハム2枚付きの目玉焼き。
そしてベーコンと玉ねぎのスープ。
コーヒーメーカーで朝1杯のコーヒーを入れると、椅子に座り朝食を堪能する。
「いただきます」
今日の予定はマーサから、朝10時にはコウの家の前にくるという約束。
要するにお迎えに来てくれるというわけ、そこからは手をつないでボウリング場まで歩いていくわけだ。
すでに数回経験しており、マーサの密着度にも少し慣れたが、吉城寺の目抜き通りを腕を組んで寄り添い歩くのは少し恥ずかしい。
まあだからと言ってお断りするということは絶対にありえないのだから、我慢するしかない。
俺はこの日のためもあるが、明後日の旅行にも使えると思いサングラスを数種類用意した。
朝食は20分で終わり、後は鏡を見ながら今日の外見チェック。
今日はポロシャツにGパンそしてスニーカー、ショルダーバッグにサングラス。
髪型も数日前に整えたのでこれでばっちり。
9時55分、家の前にAIタクシーが止まりドアの閉まる音がした。
(ピンポーン)
「はーい」
ドア横につけられたカメラから映像が宅内のモニターに送られてきて、そこには金髪碧眼の女性がほほを赤らめて立っていた
(バタンッ)
「やっ おまたせ」
「全然待っていないわ、今来たところよ」
「ああそうだよね」
女性が家を訪ねてくることなど初めての体験、それもマーサのような美女なら誰もが慌てふためくだろう。
そういうコウも少しビビり気味で次の言葉を出すたびに何を話していいのかわからなくなる。
「おはよ、じゃあいきましょ」
マーサはそういうと思っていた通りその腕をコウの腕に巻き付ける、淡いフローラルの香りと柔らかい触感がコウの脳内を染めていく。
(やばっ もう何回も経験してるのにそのたびにやばくなる)
家を出ると道なりに吉城寺駅へと向かう、駅前の通りを渡り商店街を横目に駅北側に広がるショッピングエリアを進んでいく。
少し歩くと予定していたボウリング場ラウンド10が見えてきた。
前回マーサのスカートから見える下着があまりにもまぶしくて3ゲームで終わったのだが。
今回は最低5ゲーム、いやそれ以上遊ぶつもりでいたのだが。
「コウちゃん今回はちゃーんと対策してきたわよ」
見るとへそ出しのホットパンツ、確かにこれならば中身は見えないが、それでも体のラインはこれでもかというぐらい悩ましい。
但し今回、トップスはTシャツなので胸のふくらみはそれほど強調していない。
「そ そうだね」
「もっと見て~」
そういわれて目を泳がせる、まったく俺にどうしろと・・
それはわかっているのだコウも、彼女は早く経験したいのだろう。
でも俺は知っている、曾爺さんの古い記憶の中には、女の子はこうやって男の気を引く行為を度々してくるのだが、実は覚悟はしていてもいざとなるとかなりシャイだったりする。
まあ男が考えている恋愛行動の終着点と女性が考えている終着点は結構違うので当たり前なのだが。
たぶんマーサは強引にさえしなければ全て許してしまうだろう、コウにはそこに少し疑問が残っている。
要は自分の年齢とその年に対する責任感の進捗具合がコウにはまだ納得できていないのだ。
簡単に言えばまだお子様だということ。
それにコウと同じように翠もお子様だったりする、マーサとの駆け引きもあり大人のような対応を見せたりもするのだが。
翠もかなりウブな子で、マーサがいなければいまだに手を握らないピュアな恋愛をしていることだろう。
この辺りの個人的な恋愛観はまだ昭和とさほど変わらない。




