旅行の日程
旅行の日程
翌日大学に行くとすぐにサークルへ顔を出す、コウは現在論文以外に各教授のゼミへは顔を出す必要が無い為、共同研究者の二子川教授、もしくは如月教授からの呼び出しが無い限り自由な状況だ。
部室には同じく卒論を書き終えた町田が寂しそうに腰掛けていた。
「コウよ~論文書き終えたらなんかさ~、寂しくねえか?」
「いや俺は特に」
「おれはよ~卒業しても何も決まってねーんだよね」
「就職はしないんですか?」
「2留して雇ってくれっかよ~」
「確かに」
「何かいい就職情報ないもんかね~~」
「いい情報といえば夏の旅行2泊3日場所は伊豆下田に決まりましたよ」
「まじ!ぜってーいく、くんなといわれてもぜってーいくから」
「いやくるなとは言わないけど」
「その代わり色々荷物持ち頼むかもしれないんで」
「え 何それ×ゲーム?」
「違いますよ、男子割合低いんで、荷物持ちと言うより向こうでやるイベントの物資運びをしなきゃいけないからよろしく頼みますよ」
「ああそう言う荷物ねOK」
「オーソドックスだけど花火とか肝試しとか」
「いいね~」
「ああ先輩お化け役ですから」
「えっ!」
「おどかすの得意でしょ」
「ぐら~付き合わないとつきまとうぞ~って、しねえよそんな事」
「ちなみに俺もお化けやるんで」
「もしかして男は全員お化け?」
「正解!」
「なんだ俺だけかと思った~」
「そいで全部で何人?」
「18人」
「マジ多くね?」
「だってうちの家族旅行がメインのはずだったからそれだけで5人いますからね」
「それでも1人多くね?」
「教授が1名参加しますよ」
「だれ?何処の教授?」
「如月教授」
「なに~エロばばあ来んの?」
「あの人のおかげで家族旅行がばれましたからね、しかも日程決まったら教えろときた」
「マジ!ロックオンか・・・」
「はずしても付いて来るでしょ、それならメンバーに入れたほうが後で文句言われずにすみますからね」
「ま~昔はあのばばあに筆下ろそうと思った時もあったな~~」
「え?初めて聞くけど先輩大学でデビュ~?」
「え いや あ~ それは~その なんだ そんなもんだろ普通~」
「って、おまえはどうなんだよ~」
「ご想像にお任せします」
「あ~きったね~自分だけ言わね~のかよ」
勿論コウはまだ何の経験もしていない、キスしたのも先日が始めてみたいなもの。
但し曾爺さんの経験が少し脳内ストレージに残っている為、キスもその後に続くであろう行為に対しても、臆する事はあまりないだろう。
但し、自分から攻めるのは彼女らの出方を見なければいけない、先走るなら半殺しを覚悟しなければいけなくなる事は必至である。
コウは論文作成の前にこの旅行企画の予定表を作るべくモニターを立ち上げる。
論文の様式から旅行計画の様式に変更、予定日時と日数を入力し、行動計画を作成。
「7月27日28日29日か、ウィークデーだな」
「土日だと料金も高く付くし、ウィークデーを使えるのも学生のうちだからね」
「確かに就職すれば土日しか休めないからな~」
「就職か~~改めて考えるけど、ぜんぜん実感わかね~な、卒業自体が夢のようだし」
「6年間ご苦労様です」
「長いようで短かった俺の青春」
「俺も大学院いこうかな~~~」
「じゃあ良い機会じゃないかな~、如月教授に直に頼めますよ」
「その代わりに俺は全てを捧げなきゃなんねえだろが!」
「そうですかね~あの教授バッチコイな割りに変なとこでうぶらしいですよ」
「え~うそだろ、何処をどうみても100戦100勝の高笑いしか聞こえてこねーよ」
「いやいや強気やマウントとってくるのは経験地が上と言うより不安だからと言う研究結果も有りますからね~」
「でも大学院に進んで、何を研究するんです?」
「良い女の落とし方、軟派の確立を上げられる方法、自分を良く見せる作戦エトセトラ」
「先輩らしいね~」
「今更方向性を変えるつもりは無いし、6年間モテナイ男が逆転する計算式 面白いと思わないか?」
「言っちゃいますが、先輩普通に優しくしていれば結構モテてたの知ってます?」
「え マジ!」




