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旅行はみんなで

旅行はみんなで


「それじゃ7月の終わりの週でどうかな?」


現在日時は東暦500年(西暦2800年)6月19日日曜日午後8時10分

旅行を計画するには最低2週間以上根回しに必要だ、2人の彼女達にもお伺いを立てておかないとそれぞれにスーパーな女の子なわけで、予定は早めに聞いておかなければ。

それに明日は大学にも行って、サークルに顔を出す予定もある。

おれ自身にはおぼろげにしかサークルの状況がわからないが、爺さんはかなり頻繁にこのサークルを利用していたらしい。

通称BISビスBIWビーアイの研究の中で知り合った仲間達。

サークルには13人の仲間がいて、勿論マーサもそのうちの一人。


BISサークル部員


横田 恵美  22歳  理工学部AI情報科4年

木下 勇次  20歳  理工学部AI工業科2年

マーサ・オースティン 19歳 医学部脳情報科学科留学生 3年(飛び級)

倉田 真純  19歳  理工学部AI情報科1年

所 敦    21歳  理工学部AI情報科3年

吉平 徹   20歳  理工学部AI工業科2年

琴平 聖音  21歳  理工学部AI情報科3年

山根 陽   20歳  医学部脳情報科学科2年

白石 千秋  21歳  医学部気功癒術研究科3年

田村 草   20歳  医学部気功癒術研究科2年

町田 海人  24歳  理工学部AI工業科4年(1年留年遊びすぎ)

マーチン・ロドリゲス 22歳 医学部脳情報科学科4年

明実・ジョンソン 20歳 医学部脳情報科学科留学生 3年(マーシャのBG)


順不動・


昨年は新入生の参加がいまいちだった、勇次が馬鹿な事を口走ったらしく。

参加者激減、それと俺が抜けるかも知れないということでサークル解散の危機にあった。

ようするにどたばたした結果だ。

だが俺は大学院へ行きながらBIWビーアイの研究を続けるということでみんなが納得したらしい。

(爺さん結局そう言う道筋ジャン、選べって書いておいてそりゃ無いよ)


すでに論文は提出済みで大学院へ行くための書類も提出済み、すでにOKまで出ているので後は研究まっしぐら。

明日は朝から大学へ行き医学部の医療科へ行ってそこの教授との会話、その後如月教授と大学院推薦のお話。

その後はBISサークルの皆とBIWビーアイの進捗具合をお知らせ。

さらに今後の予定を決めなければいけない、一応コウがBISの主催となっている為、参加しないわけには行かない。


「楽しみだわ、海なら水着が必要ね」

「母さんそのフラグは危険すぎるよ~」


(当然その前に水着選びのイベントが発生する)


海限定それはそれは目にうれしいことだろうと思うが、さっきも書いてある通り翠だけならまだしもマーサが来るってことはSPもついてくるってことで。

まさか別々に宿を用意させるわけにもいかないので、その人数だけで5人での旅行となる。


次の日、俺は大学へ普通に電車で通っている、吉城寺からは15分ちょっとだが、現在は校舎が3か所あり赤門は昔と同じ場所にあるがもう一つは国立にある、校舎は文京区と国立市それに青梅市、学部により登校する場所が違う。

そして理工学部AI情報科は文京区にある。

ここには医学部の校舎もあるのでマーサも同じようにここへ通っているが彼女は電車ではなくいつもAIタクシーを利用している。


大学につくとすぐに医学部教授のラボへと移動する、そこには医学部医療科学の教授である二子川慶宗教授が待っていた。


「コウくん、AI医療と気功術の論文は出来上ったかね」

「はいこのチップの中に」


教授と俺はAI化するための術式開発でタッグを組んでいる。

次の学会においてこの論文を発表することになっており。

中心になっているのは二子川教授だが魔法の術式は俺の方が詳しいため彼の論文に付け足す形で論文を発表する。

共同制作みたいなものだが、教授はこれをお金にする意思はないが俺の方はすでに副産物として生まれたAI技術においてはすでに特許化している。

この技術を使いTFCチャンジャムフラウコーポレーションのAI開発部が現在BIWビーアイの小型化に取り組んでいる。

小型化が済めば、大きさはヘッドホンと同じような大きさになり、各種学校や教育の現場で幅広く利用することが可能となる。

価格は1台300万円と高額だが、使えば勉強しなくてもいいぐらいの知識と、いつでも脳内ストレージをPCパーソナルコンピューターのハードと同じように使えるようになる。


すでに海外からのオファーが10件以上来ており、この売り上げで俺の懐にはパテント料が数十億入るという形だ。

もちろんいらないと言った教授の懐にも数億のバックマージンが入る。

まあいくらいらないと言っても付け届けは大事だ。

後で何か言われたらかわすことができる、政治家や企業の株取引ではないので。

後で文句を言われても何のお咎めもないのだが、お金というやつはたくさんもらえばやっかみ半分で指摘してくる奴は必ず出てくる。


現にTFCの方には他の会社から独占禁止法違反だということを言われているという。

いやいやあなたたちの契約金が安いから仕方ないでしょと言いたいが企業というのはそれだけでは進まない。

まあそこはTFCの弁護士さんが間に入るので俺には直接言ってくることはないと思うが。

これからもいくつか特許を取るものが増えると思うので、悩ましい限りだ。

(全部曾爺さんのおかげ)


論文を記憶したチップを渡し挨拶をしてから部屋を出る、二子川教授は根っからの研究者で研究以外には興味がないらしい終始そっけない様子。


「失礼しました」


医学部の研究棟を離れ次は俺が師事している理工学部の如月教授のところへ足を運ぶ。

この教授は見た目30代の女性なのだが、露出度が半端ない普段着は昔のボディコンシャスを基準としているらしく。

スリットは入っているし胸は強調するしで、本当に東大の教授なのか疑わしい。

そのボディで悩殺し教授の座を手に入れたのではという噂もたくさん聞いた。

だが話をしてみると、とんでもなかった。

この教授話し出すととんでもないことばかり言ってくる。


「遅いわよコウ君、いったい今まで何をしてきたの君の足ならここまで7分、エネルギーにして100kカロリーもあればここにたどり着く計算よ、あの爺さんのところに行ってまたいらないエネルギーを使ってきたのかしら。あなたは私の教え子であり部下と同じなのだから優先すべきは私の命令でしょ、それをなぜあの禿おやじ(二子川)の後に回すわけ?その理由を2文字にして告げなさい!」

「仕事」

「そう、私との間柄は?」

「師弟」

「よろしい忘れてはいないようね、ではあなたには私の力で大学院への推薦状を出しておいたので、あなたは明日から院生となります、院生となって私のもとを離れても師弟の関係は変わらないので覚えておくように、それからこの夏にあなたは海へ行くという非生産的な取り組みに従事するようね」

「どこでそれを?」

「昨日SNSで匿名ではありますがあなたの母とみられる書き込みがありました、言っておきますがあなたの情報は全てお見通しです、昨日のデートのことも・いいえ2つのデートでしたね」

「えっ!」

「情報はどこからリークされるかわかりませんよ、あなたもそうですが彼女たちも有名ですからね」


そう彼女は理工学部の教授それもAI情報科=SNSの利用でAIを使い人の行動を分析するという論文で一躍有名になった、下手をするとそれってストーカーじゃんと思うが。

それを論文にしたのが巷で大流行数回TVへの出演もしている、まあこの外見にも理由があるのだが・・・

ぱっと見は昔でいう高級クラブのママもとい、ホステスNO1という感じ、なぜかいつも首にはふわふわのマフラーをまとっている。

彼女曰く「これが仕事着だ」、そういわれれば何の反論もない。


胸にはプラチナのチェーンと本物だろうと思われる親指大のダイヤがまぶしく、しかも息をするたびにきらきら輝く。

その胸は魔法で作ったのかFカップはありそうで、話す言葉とは裏腹にしゃべるたびにこれでもかというほどしなを作り男を誘惑する。

66歳独身未婚、真っ赤なドレス真っ赤なメガネ、少しウェーブのかかった長い髪。

そして全身から湧き出す色気となんの香りなのか?男を誘い込むようなこの香水の香り。


「この香水はいまいちみたいね」

「えっ」

「まあいいわ」


「それより海に行くなら必ず私に知らせること、分かったわね」

「はあ?」

「当然でしょ弟子なんだから」

「はい?」


そういうとコウは教授の研究室を後にした。


(あ~もうこの香りでもダメなの?~~あの子をものにするにはまた別な香水を手に入れないと、でも新入生には少し効いたのよね)


如月教授の今期の論文は香りによる脳の情報操作をAIによって導き出す研究、そしてコウに院生への伝達事項と同時にサンプルとして使用したのが男の気を引くために開発された某化粧品会社の開発商品(研究中)。

香りの数値をグラフ化し各香水をつけた時の反応を男子生徒を使い調べているのだ。

この教授はもし男子生徒に襲われても、バッチコイというスタンスらしい。


全て研究材料、生徒たちもほとんどそれを知っているため、最近は抗体ができているのだとか。

だからこういった状況以外でも新入生を呼ぶことが多いとの噂が。

彼女の身に着けているものすべてが研究材料だという話は本当なのかもしれない。


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