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花と拡声器:武器


「ねえ、君達の武器や道具って、なんか名前ないの?」


 いつものように、唐突に現れたそいつは、周囲の協力者に自身の疑問を投げかけた。


「これか?これは俺の刀で、『手折(たおり)』だ。よく切れる刀だぜ」


「わたしのチェンソーの名前は『縁切り(えんきり)』。由来?……そんなの聞いて、どうするの?」


「私の鋏は『天楽(てんらく)』だよ。面白い名前でしょ?」


「アタシの銃の名前は『(ひじり)』。聖なる夜とかけてんですよ」


「ぼくのグローブの名前は『神羅(しんら)』。パワーがすっごいんだよ」

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