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【 黒に咲く。 】  作者: かげかみた~ん
3/4

《3話「魔術師」》

 終は、今日も狂ったかのように

スマホをいじり続ける。

あるはずもない、その妄想について。

でも、今日は違ったのだった・・・

《3話「魔術師」》

 僕は、今日もスマホをいじる。目は虚ろで目のしたには隈が出来ている。

そこで、1人の怪しい男のアカウントを見つけた。

 そして、僕は、ツイッターで見つけた自称魔術師の

怪しい詐欺師みたいな奴と、DMでやり取りをした。


終    「あなたは魔術師なのですか?」

自称魔術師「あぁ、そうだ。僕は魔術師。」


 とても嘘臭い。でも、頼る場所がそこしかない。

そんな残念な、僕と自称魔術師。


終    「あなたが、魔術師という証拠は出せるのですか?」

自称魔術師「ん、それは出せない。というか、めんどい。

      信じるかはあなた次第だが?」

終    「例えばです。あなたが本当に魔術師である場合、

      死者蘇生は出来るのですか?」

自称魔術師「あぁ、出来るよ。ゾンビとして。」

終    「死者蘇生は出来るのですか?」

自称魔術師「出来るって言ったろ?ゾンビとして。」

終    「ゾンビなんてダメだ。完璧な彼女を作りたい。」

自称魔術師「それは、本当の彼女なのか?1度死んだのに。」

終    「いいんだよ。彼女が欲しい。」

自称魔術師「キミってストーカー体質の狂人だねwww

      おもしろいwwwはははwww」

終    「僕に魔術を教えろ。どこで会えるか?」

自称魔術師「もしかして出会い厨?別に、キミの家で集合でいいよ。」

終    「は?」


 その時、背後に、物音がした。ゾッとした。一体何なんだ。不意に後ろを見る。

 そこにいたのは、小汚い黒いローブの男?だった。そして背が低い。

魔術を使ったのか?それとも、家の中にいた?

それは、ありえない。いや、どうだっていい。

僕は今、笑っている。そう、満面の笑みだ。最高に、キマってる。

 終は、狂気にとりつかれたかのように笑う。

普通の人なら絶対に笑わない場面だ。

失禁してしまう人間もいるだろう。

終は違った。笑ったのだ。

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