プロローグ
これは、遥か昔から現在も語り継がれている十人の英雄のお話
【十人の英雄の物語】
今から約五百年前イデルス大陸で、人類と魔族による全面戦争が起こった。
魔族には一人の王がいた、名を魔王サタン。
王は人類の領土に侵略し、街を燃やしその地に住まう民を殺し尽くした。
王は最強の悪魔であり、この世界最強の生物であった……
当然、人類は必死に抵抗をした……
だが、魔族と人類には埋めがたい戦力差があるのだ。
魔族一人に人間が五人で戦い、勝てるかどうか怪しいのだから。
人々は圧倒的な戦力差に絶望し諦める者も現れ始めてきた。
だが、神は人間を見捨てることはしなかった。
神は十人の人を選び、神の自らの力を授けた。
神より力を授かった彼らの力は凄まじいもので、英雄が一人で何千、何万もの魔族の軍隊を壊滅させたのだ。
この状況を好機と見た人類は遂に魔族に反撃を開始した!
人類は細々と生き残っていた者をかき集め、魔王の住む城に攻め込んだのだ。
十人の英雄は人々の希望となり魔王に勇敢に戦いを挑んだ……
もちろん、敵対する魔王サタンも後に引くことが出来ない状況なので全力で英雄を潰しにかかった。
そして、死闘に次ぐ死闘の結果十人の英雄は見事魔王を討ち取り勝利した……
だが、魔王は滅びゆくときに十人の英雄に呪いを掛けた、その呪いは彼ら体を蝕み、やがて彼らはそれぞれが得意とする武器に変わって行った……
ある者は剣に、またある者は槍と様々な武器に体を変えていった。
そして、英雄が武器になった物は血の繋がった子孫や、親戚に預かられていった…
その子孫たちは人類の為に戦った英雄を称えるために十の国を創った…それぞれの国が英雄の名前を持った国である。
そして、現在は人類により仮初の平和であるが守られている……
これが英雄が守った世界で五百年以上も語り継がれている物語だ。
後付けで書いてみました
もしかしたら、これも少しは変えるかもしれません