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第十七章 創世紀 〜終焉の書〜

わからない事がある。ヴァルゼ・アークはどうして俺を殺さないのか?

出会ったてから、何度もチャンスはあった。いや、チャンスなんか無くてもその気になればいつでも殺れた。

奴の目的はインフィニティ・ドライブのはず。

最初の頃は、フラグメントを集める事こそ、インフィニティ・ドライブに繋がるのだと思っていたのだろう。ところが、過去へ行き、インフィニティ・ドライブの正体が魔導だと知った。

だったらその時点で、終焉の源である俺を殺してしまえば済む話だと思うのだが………。

インフィニティ・ドライブを手に入れる手段と何か関係があるのか?

自分でもわかってる。いつもヴァルゼ・アークに翻弄されていると。ミドガルズオルムと奴が戦って、倒しもせず、ただ血まみれで戻って来た時、皮肉をかませば取り乱すんじゃないかと思ったが、そんな時でさえ笑っていた。

蕾斗は、ヴァルゼ・アークに影響を受けたのだと思う。奴の思想は、人を惹きつける。まあ、神の記憶を持っているくらいだから、人を魅了する事などわけがないだろう。その気があるかどうかはわからないが。

いずれにせよ、当面ヴァルゼ・アークとは会わずにいたい。今は蕾斗の事だけで頭がいっぱいだ。ヴァルゼ・アークに会えば、また翻弄される。ジャッジメンテスだけじゃなく、新井や千明さん、那奈さん、シュミハザや他のレリウーリアの奴らがヴァルゼ・アークを慕う理由も、正直わからないでもない。

俺は最後に笑っていられるだろうか?奴とだけ戦うのなら、問題はない。でも、千明さんや新井とまで戦うのは……………。

そして、蕾斗をダイダロスの魔の手から、救ってやれるだろうか?


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