表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

Babbo Natale?

作者: 長月李穏

別名“大ボケ会話”編!(笑)



この章は台本形式ですので嫌な方はご遠慮下さい!


また友人2名の名は彼女等の高校時代のペンネームで書いておく

長月 …‥作者

レモン…‥友人H

リエム…‥友人E

長月の高校時代は(現在では廃校となっている)公立女子高等学校普通科に在籍していた

自宅から片道自転車で約25分&バスで約25分(合計が約50分)という距離を毎日通学していた


……これは2年の頃の話となる




それは12月になったばかりの午前中……

授業が自習になった日の事だった!


長月(以後;長)

窓から外を見ながら…‥

「もうすぐ期末試験かぁ〜、嫌な時期だなぁ…‥」


前の席にいた友人レモン(以後;レ)は振り向きながら

「それが終われば冬休みですよ、長月さん!」


リエム(以後;リ)

長月の隣の席でツッコミを入れる

「レモン、冬休みの前に球技大会があるよ!」


レ「面倒ですよね〜!」

 

長「……まぁ、ウチ等は卓球だし気楽にいけるだろね?」


リ「……先輩達は強いから優勝は無理だろうけど、初戦くらいは勝ちたいね!」


レ「早く負ければ、その分早く休めますよ、リエムさん!」


長&リ「「休ませません!」」


レ「ハモらなくても良いでしょ〜、2人とも!?」


長「まぁ……その球技大会の事は良いんだが、2人とも冬休みはどうするんだ?」


レ「家でゴロゴロ〜と、する予定〜!

ばあちゃんにコキ使われるかもしれないけど、一応予定ではのんびりしますよ!」


リ「クリスマスくらいは何処か遊びに行きたいね!

そう言う長月ちゃんは?」

 

長「○○○○大学(志望大学)の冬季講習会があるから、クリスマスを真ん中にした一週間が確実に潰れる……」


リ「確か……神奈川に行くんだよね?」


リ&レ「「お土産、ちょうだいね!」」


長「ハモるな、二人とも!(笑)

まぁ、暇があったら見て来るよ。

暇が無かったら東京駅の人形焼きか何かで我慢してくれ!」


リ「……ならば、私はお茶の用意をしておくよ」


レ「“人形焼き”より“ひよこ”や“東京ばなな”がいいです!」


長「リエムちゃん、サンキュー。

レモン、贅沢言うな!」


レ「まぁ、それは冗談として……」


長「冗談かい……」


レ「長月さんのクリスマスが潰れるなら仕方がありませんね……」 

リ「私達3人は全員進学志望だからね、仕方がないよね……」


長「リエムちゃんが調理師専門学校で、レモンは文系の大学か短大だったっけ?

来年の今頃は3人とも決まってると良いなぁ……」


リ「……3人とも推薦が貰えるか、それも心配だよねぇ!」


長「リエムちゃんなら推薦は無事に貰えそうだけど、私は少々体調を崩しやすいから微妙なんだよなぁ……」


リ「長月ちゃんよりもレモンの方が(性格的に)微妙じゃないかなぁ……?」


レ「リエムさんの意地悪……」


リ&長「「(笑)」」




この後しばらくは自習の課題について話が移っていた……


しかし……



レ「ちょっと気になった事があるんですけど?」

 

レモンの言葉で再び雑談が始まった。


リ「気になる事……って何?」


レ「サンタクロースって煙突から家に入りますよねぇ?」


リ「そう言われているね」


長「……煤だらけで真っ黒になりかねないが、世間ではそう言われているね!」


レ「ソコなんですよねぇ!」


リ&長「「何処!?」」


レ「最近の家には煙突はありませんし、あってもお風呂屋さん位しか人が入れそうな煙突はありませんよねぇ?」


リ「確かに……」


長「……風呂屋の煙突は高過ぎて侵入するには危なくないか?」


レ「まぁ、そうなんですけどね!」


リ「考えた事も無かった……」


長「それでレモン、続きは?」

 

レ「……そうでした!

えっと……もし煙突から入れたとしても、不法侵入罪で警察に通報されないかなぁ?

……なんて考えちゃいまして……」


リ「……警報器付きの敷地内に入ったらソレだけで逮捕されるよね?」


長「……プレゼントという名の賄賂で見逃してもらうとか?」


レ「プレゼントって賄賂だったの?」


リ「その前にサンタクロースのプレゼントを買うお金や、トナカイの飼育代はどうやって稼いでいるんだろうね?」


長「……トナカイを動物園とかに何処ぞのレンタルみたいに貸し出して、自分は出稼ぎとか?」


レ「動物園のトナカイってレンタルだったの?」


リ「出稼ぎ……って、どんな所で?」

 

長「遠洋漁船何かの船内でサンタクロースがプレゼント代やソリの維持費を稼ぐ為に働いていたら笑えるよね!?」


リ「それはあり得ないから!」


レ「長月さん、出稼ぎなら炭鉱とかでしょう!!」


リ&長「「それこそあり得ないから……!」」


リ「何時の時代の話をしているの?」


長「いや、リエムちゃん。

時代は関係無いと思うのだけど……」






全員サンタクロースがいない事を理解していながら、こんな悪乗りした馬鹿話が成り立つ高校生活を送っていた!(笑)

リエム(仮名)は、現在では結婚もして子持ちの母親となっています。



今月初旬にリエムに連絡をとった時、この馬鹿話が話題になりました




…‥彼女はサンタクロースについて子供に尋ねられる度に、この話を思い出すそうです。


…‥私はスッカリ忘れていました!



不景気な世で暗くなりがちな日々に、この馬鹿話が少しでも明るく照らしてくれる事を願いペンを置かせて頂きます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ