表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
令嬢ではあるけれど、悪役でもなくヒロインでもない、モブなTSお嬢様のスローライフストーリー(建前)  作者: タカハシあん
第17章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

980/1104

976 展望台で昼食を 下

「少し、歩いて来ますわ」


 高原、とまではいかないけど、風がとても気持ちいい。牛でも見に行きますか。


「皆様方は残ってて構いませんよ」


 わたしが席を立ったら皆様方も立ち上がってしまった。


「いえ、チェレミー嬢に付き添うために来ましたから」


 そこまでしなくとも、と思いはしたけど、皆様方で歩くとする。てか、騎士様方までついて来るから牛が逃げてしまったわ。


「塩の塊」


「牛が舐めるものです。牛は塩を舐めないと脱水状態になるので」


 あー。そんな話聞いたことあるわ。ファンタジーな世界でも牛の生態はそう変わらないみたいね。


「ここに木を打ち込んでもよろしいでしょうか?」


「え? ええ、構わないわ」


 許可をいただいたのでアイテムボックスワールドから丸太を出し、グリムワールで穴を開けた。


「騎士様。この棒を立ててもらえますか?」


 見せ場だとばかりに騎士様方にお願いした。


 二人がかりで棒を穴に刺し、隙間に土を埋めて魔法で硬化させた。


「この紐を棒に巻いてください。キツく」


 不思議そうな顔をしながらもわたしのお願いに従ってくれ、紐を棒に巻いてくれた。


「下がりましょうか」


 牛が怖がらない距離を取った。


「なにをしているのですか?」


「書物に書いてあったことが本当か試したくなったまでですわ」


 前世で見たことが蘇り、ちょっと試したくなったのよ。


 しばらくして牛が棒に興味を持ったのか、集まり出して来た。


 本能が理解したかのように牛が縄に体を擦りつけた。


「おー。本当だったのね」


 一頭がやると他の牛も縄に体を擦り始め、我先に争っていた。


「もうちょっと改良が必要ね」


 ブラシにしたらいいのかしら? それとも凹凸をつけた縛りのほうがいい? ローラーにしてもいいかもね。


「うん。満足しました。戻りましょうか」


 牛たちも気に入っているようなのでそのままで構わないでしょう。どうぜ朽ちるでしょうからね。


「チェレミー様は物知りなのですね?」


「本で知ったまでですわ。それが本当かはやってみないとわかりません。こういう経験ができるから旅はいいものです」


 ほんと、体を焼いた意味があるってものだわ。


「そろそろお昼ですね。昼食の準備でもしましょうか」


 景色のよいところで食べるお肉は格別でしょうよ。早くお酒を飲める年齢になりたいものだわ。


「ナディア。コンロはどうかしら?」


 馬車にアイテムボックスワールドを接続し、アメリカンなバーベキューグリルが展開できるようになっている。これがあればいつでもバーベキューよ。


「はい。とても使いやすいです。いい焼き加減ですよ」


 それはなにより。早く食べたいわ~。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ