929 もったいないことを! 上
おしゃべりは夜遅くまで続いたけど、明日もあるので皆様方によく眠れる付与を施した。
わたしと同じベッドで眠りについたのは、なんてGのマレカ様。抱きクセがあるのかおっぱいに包まれた一夜だった。もったいなくて一睡もしたくなかったわ。A~でもなくE~でもなくGおっぱいや~。
このままGのレコンギスタに包まれていたかったけど、起きたら朝風呂が待っている。明るいところでおっぱいを鑑賞できるチャンスを失いたくないわ。
断腸の思いでGのレコンギスタから抜け出し、皆様方を優しく起こした。
……すべてのおっぱいに顔を埋めたいわ……。
薄手なだけにうっすらと見えるTなKのB。皆違って皆ないい。なにがとは言いません。わかってんだろう、兄弟。
起きたらトイレや顔を洗いに向かわせる。
「チェレミー様。寝不足ですか?」
わたしも起こさなくとも自力で起きていたルーセル様が部屋に戻ってきた。
「ええ。胸に押さえつけられてました」
「チェレミー様は抱きやすいですからね」
まあ、わたしは小さいからね。抱き枕としてはちょうどいいのでしょう。
「ん? わたし、抱かれて眠ったことありましたっけ?」
「馬車で移動の際は、いつもラグラナに抱かれて眠っておりましたよ」
え、マジで? わたし、普通に椅子を倒して寝てたわよ。まあ、よく眠れる付与を施していたので朝まで起きたことはなかったけどさ。
「抱かれているチェレミー様、とっても愛らしかったですよ」
なにそれ? 凄くもったいないことしてたじゃない。ラグラナの胸に抱かれていたとか、人生の損だったじゃない。次からは意識を残しておかないと……。
「恥ずかしいところを見られてしまいました」
「とっても愛らしかったですよ」
なんだろう? 凄くいい笑顔のルーセル様。わたしを子犬かなんかと思っているのかしら?
ま、まあ、なんでもいいやと、わたしもトイレに向かった。
「皆様方。朝のお風呂に入りたい方はどうぞ」
強制ではないけど、皆様方は全員入るようだ。
脱衣場ではワンピースを脱ぐだけ。わたしはこの日を永遠に忘れないわ。
「皆様方。朝は髪を洗いましょうか」
昨日は軽く流しただけ。今日はしっかりと髪を洗うとしましょうか。皆、髪は長いからね。
お湯玉を出して髪に纏わせる。
「こういう風に洗ってください」
わたしがお手本となり髪を洗ってみせた。
「お湯玉には髪の汚れを落とす薬が混ざっております。髪を揉むように洗ってください」
両腕を上げて洗うからおっぱいが突き出される。最高の眺めや~。




