918 策を講じる 下
「……なぜ、そんなことをわたしたちにおっしゃったのですか……?」
代表してサーシャル様が口にし、全員の目がわたしに注がれていた。
「そうですね……」
そのおっぱいを守るため、とはさすがに言えませんわ~。
「……コルディーを守るため、ですかね」
なんも考えていなかったのでありきたりな理由を言ってしまった。なんでもかんでも都合のよい答えを持ち合わせていると思うなよ。
「コルディーを、ですか?」
「はい。わたしたち貴族が平和に生きるためにはコルディーがなければいけません。それが当たり前、とかは言わないでください。その当たり前を守るためにどれだけの方々が苦労をしているか。その一端を担っているのは皆様方ならわかるはずです。これまで楽に過ごしてきたわけではありませんでしょう?」
最高位貴族だからこそ楽には生きられない。自分を殺して家のために生きてきたのが妃候補者たちでしょう。
健全なおっぱいには健全な精神が宿る。
………………。
…………。
……。
はっ! わたしは健全なおっぱいじゃないから健全ではない精神が宿っているってことか?! いや逆か? 精神が健全じゃないからおっぱいが健全ではないってことなのか!?
「それが勤めですから」
教育とは恐ろしいものよね。他を知らないから今の生活が異常ともわからない。いや、知らないのなら知らないで幸せなんでしょうけどね。
「今に疑問を抱いていないのならそれで構いません。ですけど、心に靄が現れたらわたしを頼ってください。話を聞くくらいはできますから。必要なら策の講じ方を教えて差し上げますわ」
火傷を元に戻す。今ではわたしのトレードマークみたいなものだからね。
「チェレミー様は優しいお方です。わたしは何度となく救っていただきました。男性だったら好いていたかもしれませんね」
わたしも男としておっぱいハーレムを築きたかった。まあ、おっぱいをバインバインできたら男でも女でも構わないのだけれどね。
「確かに、幼い姿ながらお母様を前にしているかのようです」
オカンかい! せめて父親のようとか言って欲しかったわ。
「わたしは、女性が悲しんでいる姿は見たくはありません。手が届く範囲で守りたいと思っております」
わたしに力があれば全世界のおっぱいを守りたい。でも、わたしの腕は短い。周りにいるおっぱいしか救えないのよ。
「どうか笑顔でいられるよう、心がけてください」
おっぱいが似合うのは笑顔だ。ちょっとなにを言っているかわからない、とか言わないように。おっぱいを愛する人なら心でわかるはずよ。
「さあ、料理が冷める前に食べてしまいましょうか」
まだお風呂イベントが残っているんだからね。
1、サーシャル・バンルクス 公爵令嬢
2、ロンリア・マルセア 辺境伯令嬢
3、マレカ・フォーレント 侯爵令嬢
4、レイラン・カルク 上位 伯爵令嬢
5、ナルール・ソント 上位 伯爵令嬢
6、マリン・ルークス 侯爵令嬢
7、サーリス・コンポルク 辺境公令嬢
8、ハルハリーナ・サイバリグ 騎士伯令嬢




