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令嬢ではあるけれど、悪役でもなくヒロインでもない、モブなTSお嬢様のスローライフストーリー(建前)  作者: タカハシあん
第14章

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734 今生で果たすべきこと 上

「チェレミー嬢は厳しいのだな」


 食事が終わり、ルゼット様、マリアラ様、メイベル、わたしで時間を作った。


 食後なのでルゼット様にはお湯割りのウイスキーを。マリアラ様にはホットワイン。わたしとメイベルはカフェオレをいただいた。


「そうですか? わたしとしてはやるべきことをやっているだけなのですけど」


「伯爵令嬢のやるべきことをやっていないのが貴女でしょう」


 突っ込みのメイベル、健在!


「そうね。ここは、わたしがやりたいことをするために造った場所。伯爵令嬢というより領主としての責務が生まれるわね」


 まだ領地内でのことだから伯爵令嬢としての立場で行えているだけだわ。


「正直、貴女がなにをしたいのか全然わからないわ。静かに暮らしたいならこんな大々的なことしなくてもいいじゃない。明らかに別の目的があるわよね? この際だからちゃんと言いなさいよ」


「わたしの目的は一貫して変わらないわ。ここで穏やかに暮らしたいってことよ」


 おっぱいに囲まれてね。その目標であり目的は変わってないし、変える気もないわ。今生はおっぱいのために。おっぱいとともに。おっぱいとともに死す。それが今生で果たすことよ。


「最初はただ、穏やかな暮らしをするための資金稼ぎだった……」


 マゴットに稼いでもらい、暮らしに困らないお金でおっぱい──ではなく、メイドに囲まれてバインバインでボインボインな生活を夢見ていた。


 ただ、狂ってしまったのはカルディム家に王宮の影が潜んでいたことを見抜けなかったことから始まっているわ。


「わたしとしては穏やかな人生でよかった。正直、コルディーなどやりたい者がやればいいと思っていました。わたしが死ぬまでくらいならコルディーは平和に続くと思ってましたから」


 まだ世界を知らなかった。まさかここまで不安定だとは思わなかったのよ。


「わたしの思い描く未来が変わったのはコノメノウ様が来たときからでしょうね」


 王宮の影がいたところでまだやりようはあった。


「悪名が轟く伯爵令嬢のところに守護聖獣様がやって来る。そこに意味がないなんて思えますか?」


「……あるとしか思えんな。どんな理由なのだ?」


「ご先祖様に関係あるとしかわかっていません。調べたくとも忙しくて手がつけられませんので」


 城の書庫を探ればヒントは見つけられるでしょうけど、そんな暇がないのよ。


「コノメノウ様も問い質してもしゃべらないでしょうしね」


 尋ねるだけ無駄。あの方はしゃべりたくないことは絶対に口にしないタイプだからね。

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