291 おっぱい乗せ
前日になんとか用意ができた。
もっと余裕をもって進めてきたのに、トラブルが起きて間に合わないところだったわ。
「もう寝る」
いつもの寝る時間には終われたけど、お風呂に入る元気もないわ。明日のために体力を回復させましょう。
「お嬢様。汗もかいてますし、さっぱりさせたほうがよく眠れますよ」
「面倒だからいいわ」
今はメイベルが温めてくれているベッドに入りたいわ。
部屋にいこうとしたらラグラナに抱えられてしまい、お風呂へ連行されてしまった。力ありすぎ。
しばらくわたしから外れていたのに、ラグラナの手に揺るぎはない。流れるような動きで服を脱がしてしまった。
「たくさん汗をかいているじゃないですか」
「嗅がないでよ」
女としての恥じらいとかはないけど、人として汗を嗅がれるのは嫌すぎるわ。
「お嬢様の汗はいい匂いですよ」
「気持ち悪いこと言わないでよ」
「冗談ですよ。お嬢様のおしめを替えてきたわたしには汗くらい気にもなりません」
あなたは本気か冗談かわからないのよ。もっとわかるように言いなさいよね。
わたしをわかっているのかいないのか、まあ、そのおっぱいは好きだからなんでも構わないわ。王宮の人間でもわたしには必要な人間なんだからね。
凄い速さで服を脱ぐラグラナ。その技は王宮で習わされるの? 是非ともわたしに伝授してください!
別に立ってられないわけじゃないのにお姫様だっこされてお風呂場に運ばれてしまった。
……いい眺め……。
この爆乳だとわたしを使って支えているような形よね。お腹にかかるおっぱいの重みが尊く感じるわ。
「このまま入りますね」
このお風呂は川から流してきて、浄化をしたのちお湯にして湯船に流すようにし、また浄化して川に流すように改造した。
だから体を洗わず湯船に入っても朝にはキレイなお湯となっている。そうわかっていても体を洗わず入るのは抵抗があるわよね……。
「……やっぱり、お風呂は気持ちいいわね……」
別にお風呂好きってわけじゃないけど、毎日入らないと気持ち悪いと思うようにはなっている。
「ただ、抱かれて入るのは体勢が悪いわね」
おっぱいがお腹に当たって嬉しいものの、この体勢は休まらない。ゆっくり入るなら一人で入ったほうがいいわね。
でも、この体勢から振り切れないのも我がおっぱい好きにも困ったものよね。
体が火照る前に湯から上げられ、なぜか膝枕してくれた。いや、爆乳すぎて圧迫感が凄いんですけど。よくこれをメイド服に収めていたものね。
「いい暗さだわ」
圧迫感は凄いけど、いい感じに明かりを遮ってくれるから眠くなっちゃうわよね。
後頭部に感じる柔らかさと視界を覆うおっぱい。ここは天国かしら?




