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令嬢ではあるけれど、悪役でもなくヒロインでもない、モブなTSお嬢様のスローライフストーリー(建前)  作者: タカハシあん


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231 ツインテール

 村の者たちが食休みしている間に部屋に戻り、騎乗服に着替えた。


「もっと活動的な服を持ってくればよかったわね」


「活動的な令嬢はおりませんよ」


 まったくもってごもっとも。わたしもいるなんて聞いたことないわ。


「メイベルの服、どうかしら?」


 一応、こんなこともあろうかとメイベル用の騎乗服を作ってきたけど、予想以上に胸が育っていた。Cだと思ったのにDまで育っちゃって。嬉しい誤算だわ。


 おっと。誤算とは? なんて考えちゃダメだからね♥️


「問題ないはずです。二つ上まで調整できるようにしてあると報告を受けていますので」


「うちの服飾メイドは優秀ね。わたしのも二つ上まで調整できるの?」


 わたしにはどこが調整できるかわからないけど。


「……お嬢様の体は毎日見ているのでぴったりのを用意しております」


 ランはなぜ視線を逸らして言うのかしら? わたし、おかしなこと言ったかしら?


 着替えたらメイベルのところにいってみる。


 マルビオ家の侍女やメイドは優秀よね。着せたこともない騎乗服をビッシと着させているわ。


「コズエ。メイベルの髪を纏めてあげて」


 とは言え、髪を纏めるのはまだまだね。わたしと同じツインテールにしてあげなさい。


「なぜポニーテールなの?」


「メイベル様によく似合っております」


 髪型はコズエの好きにさせているけど、わたしはツインテールが似合うってことなの? わたし、十六歳よ。似合うの?


「いいわね、これ。メイドにやり方を教えてちょうだい」


「畏まりました」


 満足気なコズエ。髪を弄るのが好きなのかしら?


「なんとも可愛い髪型ね。似合いすぎるわよ」


「幼く見えないかしら?」


 ただでさえ幼く見えるんだからさらに幼く見えるのは困るわ。


「……貴女はそのくらいがいいわ……」


「どういう意味かしら?」


「幼く見えれば男性も自制が効くでしょうからね」


「自制ってなによ? なにを自制するのよ?」


「貴女はもっと自分の容姿を理解すべきだわ。体は幼くても顔は美形なのよ。それも男性が好む顔なの。無闇に笑顔を振り撒くものじゃないわ」


「この丸顔が美形って、今も信じられないわ」


 どう見てもタヌキ顔じゃない。この世界の男の趣味、悪いんじゃないの?


「メイベルのほうが何倍も美人だと思うわ」


 わたしの美意識では、メイベルはかなりの美少女だ。おっぱいも綺麗でD とか、超絶美少女じゃない。またメイベルのおっぱいが見たいわ。ついでにバインバインさせて欲しいわ。


「貴女が男だったら伝説級の女ったらしになりそうだわ」


 そうね。わたしも男に産まれておっぱいハーレムを築きたかったわ。


「いや、あなたは人たらしね。王国を傾けさせないでよ」


「男を傾けさせるつもりはないから安心しなさい」


 どうせなら背後からおっぱいを持ち上げたいものだわ。


「さあ、いきましょうか」


 おっぱいはあとにして外に向かった。

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