表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
令嬢ではあるけれど、悪役でもなくヒロインでもない、モブなTSお嬢様のスローライフストーリー(建前)  作者: タカハシあん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

196/1024

196 あるに決まってんじゃん

 昼食が終わったら出発進行~!


 峠っぽいところを越えたら先頭から笛が吹かれた。


 お、本当にいたよ。んなバカなと思っていたのに。マクライの情報、スゴすぎ。どんな情報網を持っているのかしらね?


「賊だ! お嬢様になにもさせるな!」


 ん? ん? そこはお嬢様を守れではないの? なにもさせるなってなによ? いや、なんかされたら抵抗はするけどさ。注意されるようなことしないよ。


「お嬢様!」


 馬車からラグラナやラン、コズエが飛び出してきてわたしを守る……ように囲んだと思う。いや、なんでこっち向いてんの? 普通、わたしに背中を見せるもんじゃない?


「なにもしないでくださいね」


「護衛騎士の見せ場を取ったりしないわよ」


 こちらを選んだのはマーレたちに活躍させるためもある。なのに、わたしが奪うわけないじゃない。わたしは、別のことを知りたいだけなんだからね。


 マーレたちには付与魔法を施した服や剣、補助指輪を持たせてある。盗賊が百人現れても負けることはない。盗賊なら無双でしょうよ。


「回り込んでいるのがいるわね」


 まあ、護衛がいる馬車を正面から襲うバカはいない。左右に弓矢を持った盗賊が四人いた。


「カエラ様!」


 すぐにラグラナが叫び、カエラが『五つの指がはぜる炎』で四人の盗賊を丸焼きにしてやった。いや、消し炭になっちゃったよ。あと、フィンガーでフレアなボムとか言わないように。


「ちょっと威力が高すぎたわね」


 カエラは火属性の持ち主。普通に放っても威力が高くなっちゃうのかしらね? もうちょっと威力を落としておきましょう。山火事になっちゃうわ。


「ちょっとではありません! 殲滅魔法ですか!」


「ただの初級魔法よ。山の中で殲滅魔法なんて使えるわけないじゃない」


 ここはもうランガー伯爵領。なにかやったら大問題になるわよ。


「初級魔法で人を消し炭になんてできませんから」


「それもそうね。次はもっと苦しませるような威力にしないとダメね」


 盗賊になった理由とかわたしには興味はない。どんな原因があろうと盗賊になった時点で死罪だ。なんか知らないけど、盗賊相手には厳しい法があるのよね、この国って。


「……一瞬で消されるほうが幸せのようですね……」


「わたしはなんでも構わないわ。わたしの大切なものを狙った時点で万死に値するわ」


 このおっぱいを守るためならわたしは魔王にだって成れるわ。メイドのおっぱいに触れるのはわたしだけなのよ。薄汚い手で触らせるものですか。


「チェレミー様! 制圧しました!」


 あら、もう? 案外少なかったみたいね。


 まあ、こんな往来が少ないところで盗賊なんてやっている弱小集団。よく訓練されたうちの騎士たちに勝てるわけもないわね。


「わかったわ。じゃあ、山火事にならないよう水をかけましょうか」


 グリムワールを出して燻っているところに水をかけた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 壺の異空間に落下させて敵を骨折させれんかなと思ったけど、人を吸い込むなら死体を火薬にする壺とか作ってそう
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ