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令嬢ではあるけれど、悪役でもなくヒロインでもない、モブなTSお嬢様のスローライフストーリー(建前)  作者: タカハシあん
第18章

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1046 相乗効果 上

 さあ、おっぱいだ!


 じゃなくて、皆様方とリリヤンを再開させますか。


 皆様方の手元を見ながら揺れる胸元を凝視できる最高のとき。何時間でも見ていられる至福だわ。


「話は終わったの?」


 シューティングスターとイチャイチャするロリっ娘。まるで恋人ね。


 ……それだけ聖女の力が凄いってことなんでしょうね……。


「ええ。戻りましょうか」


 てか、もう陽が暮れそうになっている。半日くらいおっぱいを損したわ。


「わかったわ。シューティングスター、行こうか」


「ああ!」


 なんか完全に寝取られたようで、わたしが乗せてもらっているような形になっているんですけど。そりゃ、酒カスも菓子カスも近寄らないわけだわ。これはもうチート級だわ。


「そう言えば、シューティングスターも風属性だったわね」


「そうだな。今なら空を飛べそうな気分だ」


「空、飛びたいね!」


 ロリっ娘も風属性の魔法を使える。なんか相乗効果でも出ているのかしら?


「それならタリール様が風で足場を作り、シューティングスターは風を纏って身を軽くすればいいわ。飛んでしまえば風を纏って方向を変えることができるわ」


 グリムワールを抜き、目の前の空気に凝縮の付与を施した。


「シューティングスター、蹴って!」


 ロリっ娘に寝取られたとは言え、シューティングスターとの契約は残されている。わたしの言葉を無視することはできない。凝縮された空気を前右脚で踏んで飛び上がった。


 凝縮した空気を作り出して行き、シューティングスターがそれを踏んで上空へと駆け上がって行った。


「タリール様。この感覚を覚えてください。シューティングスターに勇気と自信を与えるのは乗り手にかかっています。乗り手が臆病ではシューティングスターも臆病になってしまう。タリール様とシューティングスターと一体となってこそ真価が問われるのです。シューティングスター、飛べ!」


 ロリっ娘から寝取り返してシューティングスターに風の翼を展開させた。


「落ちるなよ!」


 完全にわたしの声に応えるシューティングスター。聖女の力だけではどうにもできない技術と発想がわたしとシューティングスターにはあるのだ。


「あなたの背から落ちるようでは乗り手失格よ!」


 乗せてもらっているのではない。乗っているわけでもない。一心同体となっているのだ。


「突風が来る! もっと高く飛ぶぞ!」


 さすが風属性なだけはある。感覚でわかるようだ。


 わたしには見えないけど、シューティングスターには見えているようで、突風に乗り、高く上昇した。

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