1030 覇を唱えたい 上
夜遅くまでおしゃべりしたので、朝起きるのが遅くなってしまった。
普通ならそれぞれの侍女が起こすけど、気を利かしてくれたのでしょう。わたしたちが起きるまで声をかけなかったわ。
わたしは体内時計がしっかりしているので、よほどのことがなければいつもの時間に目覚める。
本当ならいつものように起きてウォーキングしているところだけど、左右をおっぱいに挟まれたら起きれないじゃない。否! 起きるなんてしてはダメだ。おっぱいサンドの具に徹しなければ神への冒頭だわ!
逆に寝不足になってしまったものの、そんなの大した代償にもならない。むしろご褒美。おっぱいサンドの具にさせていただきありがとうごさいました!
ZZZ……。
で、起きたら昼でした! やん! わたしの具時間を返して! 時を戻って! イャアァァァァッ!
って反省もどこへやら。ビキニ姿を見たらどこかに吹き飛んでしまった。ビバおっぱいビキニ!
キャッキャウフフって本当にあるのね。わたし、この世界に生まれて本当によかった。神様がいたらわたしのおっぱいを触らせてあげる!
──いえ、結構です!
なんてお断りの言葉が聞こえたような気がしたけど、きっと気のせいね。幸せが見せた幻聴だわ。ウフフ。
船に乗るのは初めてな皆様方だけど、わたしの付与魔法で沈まないこと、ビキニには重さ軽減、浮遊効果、体温維持を付与してある。麦わら帽子にも太陽光反射などなど、おっぱいを──皆様方を守るようにしてあることを説明したので皆様方は大胆だ。揺れるおっぱいがそれを証明しているわ。
わたしはウキウキなウッチング。なんて平和な午後なのかしら? 毎日やって欲しいものだわ。
寝坊したのを取り返すように遊んだからか、四時前にはヘトヘト。昨日と同じくらいの時間にお風呂となり、またおっぱいを突き合わせながらおしゃべり。夜もまたおっぱいを突き合わせながらおしゃべり。そして、おっぱいサンドの具となった。
あぁ、わたし、今日死ぬのね。
本望! 我、本望なり! 一片の悔いなし! あ、いえ、ウソです。もっとおっぱいを感じたいです。なんならおっぱい地獄に落としてくれても構いません。わたしはそこで覇を唱えるわ。野郎の鬼は追放して、虎柄のビキニをつけた鬼女を従わせる。ヤダ。夢しかない!
神よ、わたしを地獄に落としてください! 地獄でおっぱいな覇を唱えたいです!
──ぜってーくんな!
ヤダわ。最近、幻聴ばかり。疲れているのかしら? もっとおっぱいに癒されないといけないわね。
左右から押しつけられるおっぱいに、どちらを向いたらいいのか真剣に考えながら夜は深けていった。




