1017 観光地 上
マッサージが気持ちよくて落ちそうになってしまう。
あ、今、エッチなこと考えたでしょう! サイテー! なんて冗談はさておき。コンポルク家、凄い技を持った家だわ。これは是非ともマスターしたくなってしまった。
「お嬢様の胸が大きくなりますように」
なんか祈りを口にしながらわたしの胸を揉むアマリア。いや、そこまで切実な感じでやられるとどう返していいかわかんないんだけど……。
「アマリアの胸を揉んだほうがご利益ありそうな気がするわ」
なくてもアマリアのおっぱいを揉みたいけどね。あ、頭のほうからやってもらえないかしら? 顔にポムンポムン当ててください。
「はい! どんどん揉んでください!」
ヤダ♥️ アマリア大好き♥️
「アマリア。力の入れすぎです。お嬢様、大丈夫ですか?」
「胸って痛くなるものなの?」
揉んでるっていうより擦っている感じだ。痛みもなにもないわ。
「……そう、ですね。痛くなるときもあるかもですね……」
なに、その曖昧な答えは? 痛くないときもあるってこと?
「アマリア、痛いときがあるの?」
「え? あー……あったりなかったりですかね……」
だからどっちなのよ? おっぱいがないとわからないことなの? おっぱい、どこまで奥が深いのかしら……?
「このくらいにしましょうか。そろそろ時間だし」
アマリアのおっぱいを揉むのも大切だけど、妃候補者たちのおっぱいも大切。二乳を追う者は一乳を得ずよ。
体を拭いてもらい、騎乗服に着替えた。
ジーヌ家の侍女に通達してもらい、準備が整ったとの連絡が来たら玄関に向かった。
幾人がもう出ており、そう待つこともなく全員が玄関前に揃った。
「では、出発しましょうか」
それぞれが馬車に乗り込んだらルティンラル騎士団に指示に従って湖へと向かった。
八家の騎士たちの姿が見えないところを見ると、湖のほうに行っているのかもしれないわね。
領都の人たちも妃候補者たちが来たことが知れ渡っているからか、そう騒いだ様子もない。三百人も集まったから食料不足かと心配してたけど、この様子から不足になっているわけじゃなさそうね。ほんと、豊かな領地で羨ましいわ。
なんの問題もなく湖に到着。なんか見ない間に発展していた。
いくつもの小屋が建ち、人も集まっている。観光地化しているようだった。
「これは?」
レオから降り、わたしの護衛と思われる騎士様に尋ねた。
「民とは逞しいものですな。町から商売をするために集まったようです。お見苦しいようでしたら追い払いますが」
「構いませんわ。領民の好きにするようラインフォード様にお伝えください」
下手に取り締まると反感を買っちゃうからね。好きにさせましょう。




