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庭園、時々、植木鉢 ー白き少女は愛を知るー  作者: 田荘Kasa
第一章 白き少女は庭園へ
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オルビステラリム神話第一節

この世界は『神の種子(デウス・スピーシス)』によって成形されている。

この世界は『デウス』と『天使アンジェルス』によって育まれている。



神より授かった第一の種子は天使の手により、虚空の闇に植えられた。

そしてそれは天と地を生み出した。


次に第二の種子を天と地に植えると、天には太陽と雲、地には海と山々が芽生えた。


次に第三の種子を、その次には第四の種子を。

彼らは繰り返すように、次々と幾数もの種子を植えていく。

その度に新しい理が生まれていく。


作り終えた世界。

それはあまりにも豊かで実りある美しい世界だった。


最後に神は自らの手で第三百の種子を植えられた。

大切に大切に、守られながらその種子は育てられた。


こうして我々は生まれた。

この世界は神の為にでも、天使の為に作られたのではない。


この世界は我々――『人間ホミヌム』の為に善良なる神によって作られた世界なのだ。



****


『オルビステラルム神話第一節』

翻訳:民俗学者 フローリティ・サルタリス








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