転生準備
二話目
side:???
転生することになったみたいだ....
「ちょっとした能力を決めて転生してもらうんだけど。ちなみに今自分の事や家族の事覚えてる?」
「え...わ、分からない...」
「ちゃんと成功したみたいだね。他にも家族とかの事忘れてると思うから確認しといて。」
名前思い出せない事に気がつき、その事に今まで気付かなかったことに驚いた。
「俺、自分の名前とか家族の事とか全く覚えていないんですが、なんでですか?」
そう、自分が何をしていたとかは分かるのに自分の名前とか家族の事とか全く思いだせないのだ。
家族や友達がいた記憶はあるのだが、名前や顔とかを全く思いだせない事に全く気が付かなかったんだ。
「あ、説明するね。転移に失敗した事による影響もあるけど、異世界に転生するときは赤ん坊からだからある程度の記憶は消させてもらったよ。」
確かに大人からいきなり赤ん坊になったら(主に羞恥心とかで)発狂するかもしれない。
「そうそう、君が転生する異世界は、勇者が召喚された世界じゃなく別の世界だよ。世界感はネット小説とかでよく見かけるファンタジー系の世界だよ。文明レベルは中世くらいで、獣人やエルフ、ドワーフとか様々な種族がいるよ。勇者が召喚された世界は嫌だと思うし、君以外に転生者がいない世界に転生してもらうよ。(まぁ勇者召喚はあるし、魔王もいるんだけどね)」
ん?そういえばなんで人間に転生する事前提で決めてるんだろう。異世界には人間以外にもいるんだよな?人以外の種族にはなれないのだろうか?
「あ、今なんで人間に転生するきと前提で話してるのかなって思ったでしょう!別に人間以外の種族に転生しても問題は無いんだけど、異世界に転生した人で人間以外の種族選んでその生活になれずに死んだ人とか結構いるから、人間に生まれ変わる事を前提で決めてるんだよ。」
なるほど、そういう問題もあるわけか...
「じゃあ能力を決める前に僕からのプレゼントだよ。まずは言語理解、これは言わなくても分かるね。魔法は空間魔法これはアイテムボックスとかね、あとは付与魔法を送るね、これはあっちで調べてね。最後に情報閲覧の権限だよ。これはこれから行く世界で大昔から生きてる神獣みたいなの以外はもってないから、ばれないように気をつけてね。」
<<情報閲覧の権限獲得しました。>>
お、なんか表示された。
「修得したら自分に使ってみるといいよ。魂だからあんまり情報無いと思うけどね。確認してみるといいわよ。他人には見えないけど周りから見たら何も無い場所を観つずける人に見えるから場所は選びなさいよ。」
<<情報閲覧を使用しました>>
毎回表示されないように設定しておこう..
-----------------------------------------
<<ステータス>>
名前:(名称未設定)
種族:未設定
魔力量:3990/4000
魔法適性: 龍 空間 光
<<スキル>>
魂状態のため不明
称号:巻き込まれし者(成長補正+) 龍の子孫(成長補正+ 魔力量+)
------------------------------------------
「なんか色々称号があったんだけどなんで?あと属性が龍だったんだけどどういう属性?それに魔力量だけしか表示されてないし、もっとゲームみたいに筋力と色々表示されるんじゃないの?」
「この世界には龍がいないから異世界から来た龍の子孫って事じゃないかな。属性に関してたけど多分龍使える魔法を使えるんじゃないかな。魔力のことだけどちなみに成人男性の平均は500くらいだから結構多いよ、しかも魔力がほとんどない世界でこれだけあるし、転生するときに増えるからもっと多くなるね。表示に関してだけど、ゲームじゃないんだらHPは存在しないし、筋力とかの数値は時とか場所によってかわるから意味ないでしょ?ちなみにこの世界の上位者になればなるほ魔力量多いよ。」
「なるほど、僕って魔力量高いんですね。あとは魔力量の上げ方を教えてください。」
「基本的には魔力量の上げ方地道に使って上げるしかないね、他には魔物を倒すと僅かだけど魔力量が増えるわよ。後は自分で探してよ。じゃあ能力決めてうね。3つ欲しいものを言ってね〜」
「ん〜ちょっと思いつかないので聴きたいのですがオススメの能力はありますか?」
「そうだね。君は一応全属性使えると思うから特殊魔法の武装魔法っていう魔力がある限り武器を作ったり操れる魔法なんだけどどうかな?まぁどこかの金ピカ鎧の人みたいなことができるね。他には.........」
略
色々考えた結果
武装魔法
魔力を用いて武器を作ることができ、操ることができる。使用した魔力によって能力上がる。*ただし、素材がないと使えない
賞罰変換
善業または悪業を積む事で能力を得ることができる。ポイント制
探知
全ての察知系能力
他にも色々あったが、これらにした。
「能力決まったみたいだね。じゃあ転生先を決めようか。能力は転生後に確認してね〜」
転生したい場所はもうすでにに決まっている。
「森の近くで、気候が穏やかな所がいいです。」
「森があって穏やかな場所ね....OK問題ないよ。次は転生した後の身分を決めようか。どいう所がいい?あ、あっちの世界は貴族とか奴隷とからいるからその辺も考えてね。」
「貴族とか王族とかがいるみたいなので、それなり裕福な家庭で、次男か三男がいいです。」
「良いよ。じゃあ貴族の次男にするね。転生先の家族は兄1人姉1人だよ。それじゃあ転生先も決まったし転生させるね。」
あとは転生するだけか...そういえばこの神様の名前何だっけ?
「ま、待ってください。神様の名前はなんですか?」
「基本僕達には名前がないんだけど転生先の世界では創造神メルトって呼ばれてるからね。何かあったらよろしく。」
光に包まれていく...
気がつくと異世界に転生していた。
「おぎゃあああああああ。おぎゃああああ」
「奥様、旦那様おめでとうございます。立派な男の子です!!」
お手柔らかにお願いします