外食
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ニーナが自分の凄さに気付いた所で工場に布団を敷き始めた。
「えっ、え?」
「ん?どうかしたの?」
「こ、ここで寝るの?」
「そうだよ!いつも武器を作ったら魔力切れで意識が無くなっちゃうからここで寝るようにしたの」
「そうだったんだね。それなら今から武器を作るの?」
「そうよ!武器作るの楽しくって!」
「それなら私もお手伝いします!」
「おっ!それは嬉しい!具体的には何を手伝ってくれるの?」
メイコは素材を取り出し鑑定をし始めた。
「このワーガルフの爪は、技スキル カマイタチを所得できる可能性を秘めています」
メイコはどんどん鑑定していく。
「ワーガルフの牙はスキル、素早さの極意の可能性をワーウルフの爪はステータス素早さが上がりやすいです。さっきも言ったけどわっちは鑑定を使って素材や武器の特性などを見ることが出来るの。だからわっちが鑑定をする事でより優れた特性の武器を自分好みに作れるってわけよ」
「おー!それは凄く助かるわ!」
メイコの鑑定を使い片っ端から素材の特性を調べ、作りたい武器の組み合わせを作っていく。
「よし!これで今ある素材の選別ができたわ。使わない素材は明日にでも換金しに行きましょ!それで一緒に美味しいご飯でも食べに行こ!」
「お、美味しいご飯食べたい!」
「よし!それじゃ今日の武器を作って寝よ!」
素材にヘファイストスの火を灯し1つにする。
「えへへ、これがメイコと私の初めての共同作業でできた武器になるのね!」
「きょ、共同作業……えへへ」
そんな事を話しながらミョルニルを思いっきり振り下ろした。
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目を覚ますとそこには新しく出来た武器とメモ紙が置いてあった。
至極のガルルダガー改
レアリティS
攻撃力A
防御力A
素早さS
スキル カマイタチ、素早さの極意、頑丈
メモ紙の内容はこの武器のステータスであった。
「ニーナおはようー」
横で寝ていたメイコが起きてきた。
「おはようメイコ!」
「私達の思い通りの武器になったね!」
「ここまで上手くいくとは思わなかったわ!さすがニーナ!」
ニーナはガルルダガーをメイコに渡す。
「私達の共同作業第一号はメイコあなたに上げるわ。一緒に冒険者になりましょ!」
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ニーナは勢いで言ってしまったがメイコの歳を知らずにギルドまで連れて来てしまった。
「あ、あのは、メ、メイコって歳いくつ?」
「ん?わっちは15だぞ」
よかったー成人してたーーーーー!!!
ニーナは少しほっとした。
「それじゃーメイコちゃんはお姉さんと一緒に手続きに行きましょうか!貴方ははここで待っててね!」
そう言ってメイコとお姉さんは奥に行ってしまった。
待ってる間暇なので、依頼ボードを見ているとあるものを発見した。
「新しく見つかった遺跡の調査?」
そう、それは遺跡調査だった。
内容は最近ダンジョン外の森で突然現れた遺跡の調査でここの中でもしも宝物や珍しい素材を見つけたら貰っていいという内容のものだった。
既に4パーティが依頼を受けている人気依頼のようだ。
しかし未だ誰も大した成果を上げれていないらしく何も見つかっていないらしい。
「今日はメイコと街を回る約束してるからこの依頼は明日ね」
明日の予定を決め大人しくメイコを待つのであった。
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お姉さんとメイコが帰ってきた。
「貴方と違ってメイコちゃんはかなりのステータスよ!それで今回は貴方とパーティを組んでこれから冒険をするという事っだからメイコちゃんのランクは特別にEランクスタートにしてもらったわ!感謝しなさい!」
「すごい!お姉さんさすが!」
「まぁそう褒めるなって!こう見えて私が少し偉いだけよ!」
「それじゃ今日はメイコと街を回る約束があるのでこれで!」
「たまには休息も大事よ!楽しんでらっしゃい!」
そう言ってギルドを後にした。
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メイコとニーナは要らない素材を換金し、レストランに来ていた。
「わ、わわわ私、こ、こういう所は、初めてで緊張しゅる……」
「わ、わっちも初めてでど、ドキドキする……」
そう、2人はコミュ障だった。
「ご注文をどうぞ。」
「ひゃ!ひゃい!」
思わず変な声が出てしまった。
「こ、この、と、とと鳥のま、丸々焼きく、くだひゃい!」
訳(この、鳥の丸々焼きをください!)
「かしこまりました。コンノトリのママール和えですね。失礼します」
「えっ!?いや、ちが、あれ……」
ウエイトレスさんは行ってしまった。
「き、きっと美味しいものが来るさ!」
「そ、そうだね!」
「お待たせしました。コンノトリのママール和えです。失礼します」
「「こ、これは!?」」
得体の知れない鳥に得体の知れない黄色いソースがかかっている。
「こ、これ美味しいのかしら……」
「お、美味しいわよ!きっと……」
ニーナは恐る恐る鳥の肉を口に運んだ。
「お、美味しい!あっさりした味にこの甘酸っぱいタレが混ざって絶妙な味をかもし出してるわ!」
それを聞き、メイコもその肉を口に運んだ。
「ほんとだ!凄く美味しい!いくらでも行けるわ!」
2人はお腹いっぱいになるまで食べたのであった。
お会計銀貨30枚になります。
「!?!?!?!?」
2人に衝撃が走ったあの肉相当高い代物だったのだ!
そして2人の所持金は底をついたのであった。
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今後頑張れます。