第五層
今回はすごく短いです。
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「やりすぎちゃった。じゃないでしょ!ダンジョンに思いっきり穴開けて下の階層にまでクレーター作るってどんな威力だよ!」
「いや、ほら!このくらいの技を使わないと勝てないくらい昔戦った時強かったんだよ!まぁ確かに前の世界を救う旅の序盤で戦った敵だけど……」
苦し紛れに笑って誤魔化すのであった。
「この穴落ちたら死んじゃうくらいの高さじゃない……ドロップアイテムすらないし……」
「いやでもみんな無事だから結果オーライって子でね?ね?」
「そうだね。きっと下の階層のクレーターまで行けば落ちてると思うし次の階層行こっか」
もちゆぺはホッとした顔でニーナに抱き抱えられ下の階層に降りたのであった。
(クールタイム終わったらあの穴治しとこ……)
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3人は第四層の階段を降り第五層に降りてきていた。
第五層は、至って普通の草原が広がって見えるしかし1つ今までと違うのは遠くに神殿が見えると言うことだ。
今までダンジョン内で洞窟は見つけたが建物らしき物はひとつも立っていなかった。
もしかするとこの第五層が最終階層なのかもしれない。
3人は先にもちゆぺが作ったクレーターへと向かったのであった。
「ど、どうやったらこんな大きなクレーター作れるのよ……」
そのクレーターは直径百メートルにも及ぶ大きなものであった。
そしてその中心にドロップアイテムらしき物がうっすらと見えている。
「流石にこの威力なら生きてるはずがないしね」
そう言ってクレーターの中央に行くとデスパラディーンの魔核と壊れた装備が落ちていた。
ニーナはそれを異空間ポケットに直し小さな声で呟いた。
「倒してくれてありがとね……」
「何か言ったか?」
「なんでもない!」
もちゆぺを抱き抱え3人は神殿へと向かったのであった。
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今後頑張れます。