天下無双刀
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3人は隠し部屋の宝箱から武器を手に入れ、隠し部屋で休んでいた。
「ごめんね。まさか極大魔法がこんなに魔力使っちゃうなんて……」
極大魔法の反動が遅れてやってきたのか珍しくメイコが魔力切れをおこしかけており、今日の探索はやめてみんなで休む事にした。
「まぁ普通のダンジョン探索に比べたらとんでもない速度で攻略しているしいいじゃん。ゆっくりして行こ!」
そう言ってメイコは刀を見つめていた。
「ニーナ凄いそれ気に入ったみたいだね」
「うん……凄い綺麗……こんな綺麗な武器初めてだよ」
そしてまた刀に見とれていた。
「その武器セカンドオーダーに合成するのか?」
「するよ?セカンドオーダーに合成してしまえばいつでも使えるからね」
ニーナは今回手に入れたキメラのドロップアイテムと天下無双刀、更にセカンドオーダーを並べ武器と素材とにらめっこを始める。
数分後
「決めた!」
「どうしたの?」
「今日のドロップアイテムと天下無双刀、更にセカンドオーダーをまとめて合成する!」
「え!?そんなことして大丈夫なの……?」
流石のメイコも心配するがニーナの意思は硬いようだ。
「武器と素材を同時に合成したらさらに強い武器が作れると思うんだよね!やらないで後悔するよりやって後悔でしょ!」
そう言ってキメラの魔核と天下無双刀、セカンドオーダーをヘファイストスの火で一つにまとめる。
(イメージは刀、天下無双刀を私色の武器に変えるイメージでセカンドオーダーに受け継がせる!)
そう言って思い切りミョルニルを振り下ろした。
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目が覚めるとそこには今まで通りのセカンドオーダーが置いてあった。
そしてメモ紙を見たがステータスに変動はなし。
追加スキルも着いていない。
それであれば天下無双刀はどこに行ったのだろうと、ニーナがセカンドオーダーを握り刀を思い浮かべる。
するとセカンドオーダーは姿を変え一本の刀へと姿を変えた。
刃は透き通るように白く持っているだけで目を引くような存在感を表し、手にするだけで力が溢れてくるような錯覚を思わせる。
「何これ綺麗……」
「おはよう、ニーナ……って何その刀!?」
武器を見てメイコは直ぐに鑑定を使い始める。
セカンドオーダーモード刀
通称
天下無双刀 紫電
レート不明
攻撃力SSS
防御力S
素早さSSS
スキル 無双狂乱
スキル 紫電無双の型
「レート不明って事は神器って事!?」
「いやそれは違うぞ」
そう言い放ったのはもちゆぺだ。
「神器にはレートは付かないが代わりに神器と記されるはずだ。多分その武器はSSレートを超えた存在なんだと思う。神器に限り無く近い武器に間違いないと思うぞ!」
「神器に限り無く近い武器……」
ニーナは微笑み小さくガッツポーズをした。
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3人は第四層のボス部屋へ向けて足を進めていた。
ボス部屋への道のりは隠し部屋への道のりとは違い比較的にモンスターが弱いようだった。
その為ニーナの刀の試し斬りにもならなかった。
進む事数時間3人は遂にボス部屋へと到着したのであった。
「ここが第四層のボス部屋……」
2人は息を飲み、恐る恐る大きな扉を開けるのであった。
するとそこは一体の人型モンスターが立っていた。
「見たことない魔物ね。」
「でも多分あれ今までで1番ヤバいオーラだしてるよ……」
闇に染った黒い甲冑を来た騎士が大きなバスターソードを2本持ち仁王立ちしている。
3人が扉の中へ足を踏み入れた瞬間そいつは物凄い勢いでこちらへ駆け出した。
それを見てニーナもセカンドオーダーを天下無双刀 紫電に切り替え一気に距離を詰め激しくぶつかりあう。
その衝撃は絶大でボス部屋の空気が一瞬揺れたようにも感じた。
2人の剣の力はほぼ互角で一旦距離を取る。
「この武器最高かも……」
ニーナは武器の性能の高さに思わずニヤついてしまった。
それもそのはず体格差のある相手で更にバスターソード2本と言う力の差が見える状況で小さな体が刀一本で互角に打ちあえているのだ。
まさに強武器である。
その戦いを見てメイコは新たな魔法観察を使い、魔物のステータスを見る。
ダークソルジャー
レベル???
攻撃力SSS
防御力SSS
素早さSS
スキル 不明
「ニーナそいつSSSの攻撃力と防御力を持っているみたい気をつけて!」
あくまでこの数値はダークソルジャー単体のステータスである。
これに武器ステータスが加わると考えると相当やばい相手である。
「わかった!」
そう言って魔法を発動させ身体に電気を纏うが武器のおかげかいつもより体が軽く感じる。
「斬る!」
グリップを強く握ると、刃の道筋が示される。
そしてそれはいつもと違い黄色く光新たな技を示しているようである。
刀を鞘に収め抜刀の構えに入るそして、その道筋を辿り一気に加速する。
「紫電無双壱の型 雷切」
超高速の抜刀がダークソルジャーを捕らえる。
しかし流石はダークソルジャー間一髪の所でバスターソードをクロスさせ雷切を剣で受けて見せる。
だがその一撃は予想を遥かに超える威力でダークソルジャーは吹き飛び、数十メートル離れた後ろの壁へと激突しめり込んだのであった。
「くぅ!」
追い討ちをかけろと言わんばかりにイプチーがメイコへ魔法を使う催促をし始め、メイコは魔法の構築を始める。
そしてイプチーが魔方陣に触れると魔法構築の速さが格段にまし、一気に魔法が構築し終わっる。
更にメイコが思い浮かべた魔法陣とは少し違い、更に最適化された形へと形を変えていたのだ。
そしてその魔法は一気に放たれた。
「鬼火!」
メイコが構築したのは普通の鬼火である。
しかし威力は普通の鬼火よりも数段上がっており、極大魔法の鬼火玉には、劣るもののかなりの高威力となっていたのであった。
「これがイプチーの力……」
精霊であり使い魔であるイプチーは、魔法適正に優れており明確な魔法構築を手助けする力を持っているようだ。
これが成長するとどうなるかと思うと末恐ろしいの一言だ。
ダークソルジャーはメイコの鬼火をもろにくらい体が消滅するかのように燃えている。
「やったか!?」
炎が消え、ダークソルジャーは力なく地面に倒れ静かに消えようとしていた。
しかしそこで異変は起きたのであった。
ボス部屋全体に大きな魔法陣が出現し、大きな地震が起き始めるそして魔法陣から解き放たれた力はダークソルジャーを包、新たな姿へと変貌して行く。
「な、何あれ……」
そこに立っていたのは全く別の魔物であった。
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