オーダーワン
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ニーナが目を覚ますとそこにはシンプルな短剣とメモが置いてあった。
「ちゃんとイメージして作ったはずなのに失敗?」
ニーナはメモに目を通して驚愕する。
オーダーワン
攻撃力S
防御力S
素早さS
スキル 神器の器
スキル オーダーワン(この短剣に武器を合成する事で合成した武器に自由に変化させることが出来る)
「神器の器!?このスキルからしてこの短剣に武器を合成してどんどん強くしたら神器になるって事なのかな?」
「その通りたぞ!」
そう言って出てきたのはもちゆぺだ。
「もちゆぺ起きてたのか!」
「うむ!起きてたぞ!所でニーナは短剣以外の武器は持ってないみたいだけど使わないのか?」
「うーん……武器は短剣しか使ったことがないんだよね」
「それならこれから色んな武器を作って練習してみるといいぞ!そのオーダーワンのスキル多分他の武器にも変化するはずだから」
そう言ってにっこり笑ってきた。
「でも私1日1本しか武器を作れないから、合成と生成はかなり時間がかかるんじゃないかな?」
2人はすこし考えいい方法を考える。
そんな時メイコが目を覚ましてきた。
「おはよー」
「おはよ!」
「おはよう!」
3人は挨拶を交わしメイコに事情を説明した。
そして3人でいい方法を考え始めた。
数分後
「あ!」
「どうしたメイコ?」
「わっちいい事思い付きました!」
メイコが目を輝かせている。
「おっなんだなんだ!?」
2人がメイコに集中する。
「そっそんな見つめられると恥ずかしいよ……」
2人はずっこけた。
「いいから早くー!」
「わかったわかった!それじゃこれからダンジョン攻略しよ!」
メイコの発言にニーナは固まる。
「へ?」
「だから未開のダンジョンを攻略するの!あそこって下に行けば行くほど強くなって宝箱にはいい武器とかも入ってるらしいじゃん!だから未開のダンジョンで宝探し!ついでに攻略してダンジョンの最奥の宝箱も頂いちゃお!」
「いやいや無理でしょ!だってファフがいなかったら私たち殺られてたんだよ!?」
「確かにそうだけどダンジョン攻略しながら強くなればいいじゃん!ファフに力を借りないように強くなるんでしょ!」
「そ、そうだね……いつかは攻略されるであろうダンジョンだしせっかくなら私達で攻略するのもありね」
「中々面白くなってきたじゃないか!やろうぜダンジョン攻略!わしも手伝うからさ!」
もちゆぺはちっちゃな手を突き出した。
「それじゃやりますか……!」
「そうと決まれば出発だ!」
3人はダンジョンに潜る準備をし始めた。
ニーナは今まで作った武器を全てオーダーワンに合成するため、異空間ポーチに全ての武器を詰め込んで持っていくことにした。
メイコは異空間ポーチに大量の食料を詰め込み、もちゆぺは手ぶらでフラフラしている。
そんなもちゆぺを見たニーナはもちゆぺを胸に抱き抱えた。
「それじゃダンジョン攻略出発!」
そう言って3人はダンジョンへ向かった。
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未開のダンジョン第四層
第四層は灼熱の火山地帯である、その為かなり温度が高く普通はそこにいるだけでも辛いくらいである。
しかしニーナに抱き抱えられているもちゆぺの魔法により暑いどころか快適に2人は過ごしている。
「流石もちゆぺこんな事も出来るんだね!」
「耐熱魔法なんて簡単なもんだよ」
どうやらもちゆぺの定位置はニーナの胸の中に決まったようである。
「練習すれば色んな魔法わっちも使えるかな?」
「メイコは魔法の才能があるからコツさえ掴めば簡単だと思うぞ」
それを聞いてメイコはキラキラ目を輝かせる。
「なんならわしが魔法を教えてやろう」
「ほんとに!?」
「うむ」
そう言ってメイコはもちゆぺに弟子入りしたのであった。
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数日が経ち、2人は第四層のモンスター相手に圧倒的余裕を見せるようになっていた。
「オーダーワン タイプガルムソード!」
ニーナはこの数日間で1本だけ短剣ではなくソードタイプの剣を作りオーダーワンに合成させていた。
そしてニーナは少しづつ剣の扱いに慣れつつあった。
「やぁ!」
第四層にいる恐竜タイプのモンスターガウガウを瞬く間に斬りさばいていく。
そしてメイコは魔法陣の構築の原理を着実に覚え新たな魔法を生み出していく。
その中でも強力なのが、狐火を使わなくても使えるようになった鬼火である。
前までは拳サイズの大きさの炎だったのが今では火炎弾並の大きさで打ち出せるようになっていた。
そして3人はついに第四層まだ誰も到達していない洞窟へ到達したのであった。
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