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新たな始まり

毎日昼の3時に投稿して行きますので応援よろしくお願い致しますm(*_ _)m

ギルドを出た2人は、激しい戦いの疲労と緊張から解き放たれた反動が来たのかどっと疲れが出て倒れそうになる。


「流石にもう疲れたね……」


「美味しい物は明日にして今日は休もうか」


「そだね……」


2人は家に帰ることにしたのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

家に帰り2人はお風呂を済ませ、いつもは工場で武器を作って寝る2人だか今日は珍しくベッドで寝ることにした。


そしてベッドに入ると共に2人は夢の中へ落ちていったのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

街は夜になり昼の賑やかさは消え静寂に包まれていた。

そんな中、空に小さな時空の裂け目が生まれそこからこの世界に小さな何かが落とされた。

それと同時にその裂け目から一体の魔物がこの世界に侵入し、森の中へと姿を消したのであった。


時空の裂け目と小さな何か。

それに侵入してきた異界の魔物。


全てが混じり合い新たな物語が始まろうとしていた。


そしてこれからこの街に悲劇が降りかかること

をまだ誰も知らない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

朝になり2人はすっかり疲れが取れたのか大きな背伸びとともにベッドから起き上がる。


「おはよぉー」


「おはよ!」


そうやって言葉を交わし顔を洗って準備をする。


なんてったって今日は、


「いっぱい美味しい物を食べるぞ!」


「おー!」


2人は今回の依頼でB級冒険者になりさらに破格の報酬金貨300枚を貰ったのだ!


そのため今日は2人で街を食べ歩きするのである。


「楽しみだね!」


「今日は死ぬまで食べるのだ!」


「そだね!死ぬまで食べよ!」


そう意気込んで2人は街へ飛び出した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ダンジョン近くの森の中、小さくて白い丸い球体が地面を跳ねて当たりを探索していた。


「ここは、どこだ?わしが元いた世界とは違うみたいだしどうやら力も思うように出せない見たいだ」


その球体はどうやら別の世界から来たみたいだ。


「とにかく人を探してここがどこなのか把握しないと」


そう言って森をさまようこと半日遂に街を見つけたのであった。


「やった!街だ!」


すぐさま街の中へと突入したのであった。


しかし街の中に入ったが人の目が痛い。

珍しい物を目で見る者やこっちを見るなり怯えて逃げるものまでいた。

そして気付くと何やら取り囲まれてしまったようだ。


「なんでこんな所に魔物がいるんだ!」

「直ぐに退治してくれ!」


「お、おい!わしは魔物じゃない!いや、見た目は魔物に見えるかもしれないけど悪いやつじゃない!」


「魔物が何か言ってるように見えるがさっぱりわからん!覚悟しろ!」


冒険者が無常にも剣をこちらへ振り下ろして来るがサッと交わす。遅すぎて全く当たる気がしない。


「おいおい、わしは争う気なんてないぞ」


「コラ逃げるな!」


どうやらこちらの声はあちらには伝わっていないらしい。


「参ったな……」


そんな時2人の少女がやってきた。


「ちょっと待った!」


「なんだ?ってB級冒険者のニーナさんとメイコさん!?魔物の討伐を手伝いに来てくださったのですか!?」


「いやいや討伐とかじゃないんだけどこの子悪い子じゃないと思うよ?」


「なんでそう言いきれるんですか?」


「えっだってさっきからこの子がそう言ってるじゃん」


ハッキリとニーナはそう言いきった。


「おっ!?わしの声が聞こえるのか!」


「うん!聞こえるよ!」


「それなら伝えてくれ、わしは争う気なんてないしなんなら魔物でもないと」


「わかったわ!」


言われるがままニーナは通訳し、ニーナがこの子を預かると言う形で場は丸く納まった。


「助かったよ。ありがとう」


「いえいえ、君名前は?」


「わしはもちゆぺ!どうやらこの世界に召喚されたみたいでこっちの事はさっぱりわからん!」


「召喚された?ならここじゃない別の世界から来たってこと?」


「そうなるな」


「すごい!」


2人は興奮してはしゃぎ回る。


「住む場所がないならうちに来る?今は私達2人で住んでるし一緒に来ない?」


「それは助かる!これからよろしく頼むぞ!」


そう言ってもちゆぺはニーナ達と一緒に住むことになった。


「そう言えば魔物じゃないって言ってたけどもちゆぺは何になるの?」


「そうだな……わからん!この世界でどれに分類するかさっぱりだ」


「ならわっちが調べるわ!」


メイコがもちゆぺに魔法陣をかざし、鑑定し始める。


もちゆぺ


餅の大精霊


攻撃力?

防御力?

素早さ?


スキル 創造するもの


その内容に3人とも驚いた。


「わし大精霊なのか!?」

「大精霊って上位精霊より上じゃん!」

「えっすごい!」


そしてもちゆぺはある事に気付く。


「精霊と言うことはあれが出来るのか」


そう言ってもちゆぺがニーナとメイコの手に触れると魔法陣が現れて2人を通過する。


「これで契約成立だ!助けてくれてさらに仲間にしてくれたお礼だ!だけどメイコとはどうやら何かに阻害されて契約が出来なかったみたいだ」


ニーナはもちゆぺと契約した事によって何かが目覚めた気がしたが何が目覚めたかまではわからなかった。

そして今回の契約でのステータス変動も起きていないみたいだった。


「これからはわしが手を貸してやるから大船に乗った気分でいるんだな!」


そう言ってお餅の真ん丸ボディーが胸を張った。


「でもなんでわっちは契約出来なかったんだろ?」


「メイコには既に大精霊より凄い何かが中にいるっぽいぞ。それで契約出来なかったらしい」


「そうなのか!」


メイコは自分の可能性に胸を踊らせたのであった。


「それじゃ改めてこれからよろしくね!」


「うむうむ!」


そして新たな物語は動き始めたのである。

面白い、もっと読みたいと思ってくださった方は、感想や評価、またはブクマなどをしてくださると凄く嬉しいです!

今後頑張れます。

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