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異常な第二層

毎日昼3時に更新して行きますので応援よろしくお願い致しますm(*_ _)m

第二層を進み始めかなり時間が経ち空は闇に沈んでいた。


「今日はこの辺で野宿にしない?」


「そうね。もうだいぶ暗いし休もっか」


二人は冒険者特有の異空間ポーチからテントを取り出した。


異空間ポーチは冒険者なら誰でも持っている必需品で決められた容量までを異空間に収納出来る必需品で素材集めにはかなり重宝している。


「二人はゆっくり休んでいいよ!僕が見張りしてあげるからね。何かあったら直ぐに知らせるね」


見張りをファフが受けおってくれたおかげで安心して二人は寝る事にした。


「それじゃいつものやって寝ますか!」


そう言って今日集めた素材をニーナか広げ始めその素材をメイコが鑑定して選別する。


その中から選び抜かれた素材を開拓の書に記憶させ一番ベストな組み合わせを作り上げた。


そして


「よいしょ!!!!」


ズドーン!!!!


雷が落ちたような轟音と共に眠りに着いた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

目が覚めると、そこには完成した武器とメモ紙が置いてある。


二人に必要なスキルはお互いが見極め、武器から所得していく。

そのおかげで二人は少しずつだがステータス欄では見えない隠しステータスが成長していっていた。


武器からスキルを所得し、今日の冒険が始まったのであった。


「よーし!今日は第二層を抜けて第三層まで行くぞ!」


今日もニーナはノリノリだ。


「やっぱり知らない場所に行くのはドキドキするね!」


メイコもノリノリだ


「朝まで僕は見張りをしてたからね少し寝させてもらうよ。何かあったら呼んでくれな」


そう言ってファフはすっと姿を消したのであった。


「なんかずっと引っかかってたんだけど第二層って第一層に比べてモンスター少なくない?」


「そう言われて見れば少ないかも。と言うよりボブゴブリン倒して以来見てなくない?」


考えて見ればおかしな事だ第二層の方が第一層より難易度が高いはずなのにモンスターが出ないからかスムーズに進んでいる。

普通に考えれば異常だ。


「もしかして何かに誘われている……?」


二人が異変に気付き足を止めた途端木々がざわめき始める。


ドッドッドッドッ


「何、この音……?」


遠くからこちらへ近ずいてくる音がある。


ドッドッドッドッ


「?」


ドドドドド!!!!


「えー!?」


そこに現れたのはコモドドラゴンの変異種、コモドレアスの群れだった。


「嘘でしょ!?第二層にこんな変異種聞いてないわ!」


コモドレアスはBクラス危険指定モンスターでBランクの中でも精鋭クラスのパーティが戦うような代物だ。


それの群れともなると危険度はかなり跳ね上がる。


「こ、これ逃げたがいいんじゃない!?」


「む、無理よ!こいつら足速すぎる!」


二人は戦闘態勢へと入り剣を抜く。


コモドレアスの数は10体。


絶体絶命のピンチと言っても過言ではない。


「でも今回の依頼ってこの間のエンシェントゴーレム並に強いのよね?」


「そうらしいわね」


「ならこのくらい倒せないと絶対勝てないわ!」


「エンシェントゴーレムを倒したニーナが言うなら間違いないわ!こんなヤツら直ぐに倒しましょ!」


エンシェントゴーレムを倒したのはメイコである。


「う、うん……」


何だか変な罪悪感にかられたニーナであった。


そうこう話しているうちにコモドレアスが動き出す!


囲むように陣形を取り、順番にこちらへ突っ込んでくる。


二人はそれを難なく交わしていく。


「あれ?思ったより行けそうね」


「そりゃあの遺跡の時より強くなってるからね!」


メイコはグリップを強く握り突撃してくるコモドレアスを真っ二つ斬り裂いた。


「ね!強くなってる!」


それを見てニーナは頷きグリップを強く握る。

すると刃の道筋が現れ突進してくるコモドレアスを華麗にさばいて見せた。


「グォォォオオオ!!」


仲間を倒された事に激怒したのか、コモドレアスはブレスの構えに入る。


「ふふっ、火を使えるのはアンタらだけじゃないのよ!」


メイコはブレスを構えるコモドレアスに向け魔法陣を展開狙いを定める。


「ファイアーボール!」


コモドレアスの高威力のブレスが放たれたと同時に高威力のファイアーボールが発射され、2つは衝突。


大きな爆発とともに2つの力は相殺し合った。


「ちっ!魔法は互角ね」


それを見てニーナはある事を思い付く。


(昨日初めて魔法を使った時に何となくわかった魔法のイメージ。あのイメージを体内エネルギーに変換させたらどうなるんだろ)


咄嗟の思い付きを試そうとし始めるニーナ

普通戦闘中にこんな事をするのは命取りだしかし、その衝動を抑えきれなかった。


ニーナの足元に魔法陣が浮かび上がり全身に電気が流れる。

そしてニーナは全身に電気を纏うことに成功した。


「後は……この力を一気に放出!」


ニーナの姿が消えた。


いやそう見えただけど。


「紫電一閃」


まさに雷!


メイコが目で追えないほどの速さで動き、気付いた時にはコモドレアスの背後に立っていた。


するとニーナが立っている位置の近くのコモドレアス三体がドロップアイテムへと姿を変えた。


「一瞬で三体も倒しちゃうなんて……すごい……!」


「メイコごめん!この技1回使うと痺れて少しの間動けなくなるっぽい!」


「え!?」


コモドレアスがニーナに向け突進を始める。


「あわわわわわわ!」


「ニーナ!」


既のところでニーナを突き飛ばし攻撃を回避した。


「あはは、ごめんまさか動けなくなるとは思えなかった……でももう動けるよ!」


「そんな技初見で使うなー!!!」


「ですよね……好奇心に負けちゃった」


苦笑いである。


「気を取り直して残りをぱぱっとと倒しますか!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

数分後


「終わったー!」


「終わったね!」


二人はコモドレアスの群を倒し切った。


「確実に強くなってるね!これでもっと魔法やスキルを覚えたらもっと強くなるね!」


「ほんと一時はどうなるかと思ったよ……ニーナはあの技いざという時以外禁止!!!」


「えー!あの技カッコイイのに!」


「あ?」


メイコの手に炎が浮かび上がる


「はい!いざという時以外は使いません!」


「分かればよろしい」


メイコは怒らせないようにしようと心に誓ったのであった。

面白い、もっと読みたいと思ってくださった方は、感想や評価、またはブクマなどをしてくださると凄く嬉しいです!

今後頑張れます。

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