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上位精霊

毎日昼3時に更新して行きますので応援よろしくお願い致しますm(*_ _)m

大きな扉を開け中へ入るとそこには祭壇と宝箱があった。


「ははっ、ついに来たね!」


この部屋にはニーナとメイコ2人しかいないはずなのに男の子の声が聞こえてくる。


「え!?なに!?」


「あらあら驚かせてごめんよ」


そう言ってニーナの目の前に現れたのは小さな精霊であった。


「僕の名前はファフナ!ファフって呼んでくれ!」


ニーナとメイコは突然精霊が出てきた事に驚くが不思議と親密感があり普通に話せた。


「私は、ニーナ!こっちはメイコよ」


「ニーナとメイコね。おめでとう!君達は初めてここの祭壇にたどり着いた人達だ!そして君達には僕を使役する権利が譲渡されたよ」


「使役?ファフを使役すると何かいいことがあるの?」


「そりゃもちろん!僕を使役する事により、格段にステータスが上がり魔法まで使えるようになる!そして何より僕が持つ知識を君達は知り放題さ!」


「わぁ!それはすごい!」


「しかし使役することが出来るのはどちらか一人だけ、と言いたい所なんだけど2人の中で僕を使役する人はもう決まってるんだ」


そう言ってニーナに近ずいてきた。


「僕は君の精霊になるよ!」


そう言ってニーナに魔法陣をかざし、勝手に契約をしてしまった。


「なんでメイコじゃなく私なの?」


「それはメイコには既に別のものが宿っているからね僕は契約が出来ないんだ」


ニーナは察した


「私に何か宿ってるの?」


「あぁ宿っているとも。それはいずれ君の大きな力になるであろう」


「そうなんだ!なんか嬉しいな」


「それじゃこの宝箱の中は君たちの物だ!全部受け取ってくれ!」


宝箱の中には見た事ない防具が2つと古びた財宝と一冊の本が入っていた。


中身についてファフが説明をしてくれた。


「その防具は魔法の防具で自分の好きな形に変えられるんだ!硬っ苦しい鉄とかを身につけなくても好きな洋服とかに形を変えて身を守れる代物だ!」


気になったのでメイコがステータスを見た。


擬態する防具


攻撃力S

防御力S

素早さS


スキル 擬態


「何これすごいステータス!」


「そりゃそうさ!SSRの装備だからな!」


「SSR……」


伝説級の代物である。


「次はその本、その本は開拓の書って言ってだな未知の素材を使った調合や装備を作る時にある程度の方向性を示してくれる魔法の本だ!これがあれば作る前にどんな能力になるかある程度は分かるっていう代物さ!」


「この本とメイコの鑑定のスキルがあれば武器作りは怖いもの無しだね!」


「他は見ての通り財宝だこれを売ればある程度の金にはなるさ!」


「そう言えばファフを使役したらステータスが上がるって言ってたけどどのくらい上がったのかな?」


「見てみるわ!」


メイコがニーナに魔法陣をかざし鑑定をし始めた。


ニーナ・クロイツェフ


Lv30


攻撃力B

防御力B

素早さB


固有スキル ヘファイストスの火

固有スキル 刃の道筋

保有武器スキル ドラゴンクロー

スキル 精霊の施し


「ななな!?レベルが上がったのもあるかもしれないけど前よりも3段階もステータスが上がってる!?」


「そりゃそうさ!なんてったって僕は上位精霊だからね」


「ちなみにどんな魔法が使えるようになるの?」


「雷属性の魔法さ!君には雷の適正が強いみたいだからね僕とは相性が良さそうだ!」


「やったねニーナ!」


「うん!」


「それじゃそろそろ帰ろうか!」


3人は遺跡を後にした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「お姉さん!遺跡の調査終わりました!それでこれが再奥で見つけた財宝と報告書です!」


「おっ!来たな期待の新生!どれどれ……な、ななな、なんですって!?エンシェントゴーレム!?そんなのがいたの!?しかも倒して祭壇まで行った!?ほ、ほんとに……?」


流石の報告にお姉さんは理解が追い付けず信じれていない。


「ほ、ほんとです!」


メイコが机をバンと叩き抗議する。


「で、でもねぇ……流石にエンシェントゴーレムをあなた達2人では不可能かと……」


すると


「2人が言う事は本当だぞ」


「っ!?!?」


「僕がその証人だ!あの遺跡に住んでいた上位精霊ファフナ!今はニーナを僕の主人としているよ!」


「じょ、上位精霊!?う、ううう嘘でしょ!?精霊なんて滅多に目にすることも出にないのに上位精霊ですって!?」


お姉さんは開いた口が塞がらない。


「じょ、上位精霊が証人ならもう信じるしかないわ。これ今回の報酬よ!」


そう言って報酬の金貨1枚を貰った。


「やった!メイコ金貨だよ!美味しいもの食べれるね!」


「うんうん!美味しいもの食べよ!」


「あと、この財宝なんですがここでは値段のつけようがないので後日値段を申告するわね」


「わかりました!」


そう言って3人はは駆け出した。

面白い、もっと読みたいと思ってくださった方は、感想や評価、またはブクマなどをしてくださると凄く嬉しいです!

今後頑張れます。

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