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アニオタが楽園(ハーレム)を創ろうと夢見ている  作者: 首里おでん
第1章 高校1年生
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文化祭中止

第42話 文化祭中止



なんでこんなにみんなの機嫌が悪いんですか~

翌朝学校に行っても楽園部のメンバーたちは誰一人挨拶もしてくれない。


まあ思い当たる節はあるんだけども。

そんな様子を見てマサが俺に話しかけてくる。


「亮、お前なんかしたのか?

 いや、言わなくてもわかる。なんかやらかしたな」

「俺は特になにかしたってことはないんだ。

 ちょっと早妃さん絡みの話でな」

「早妃さんって、まさか生徒会長のことか!?」


だからどうしたってんだよ。


「ああ、そうだけど?」

「だとしたらやっぱりお前が悪いな。

 あれだけの女の子を侍らせてたんだからな、自業自得だ」


なにを言っているんだ。

俺はそんなつもりはないぞ。


「侍らせただと?

 そんな人聞き悪いことを口にするなよ。

 俺はそんなにモテないからどっちにしろありえない」

「ふっ、くそ鈍感童貞が」


なにかものすごい悪口を言われた気分なんだが、

聞き取ることはできなかった。


「でもな、たとえ俺のせいだとしても違ったとしても文化祭に楽園部が参加してまたみんなで結束すればなんとかなると思うんだ」


そこに生徒会からの放送がかかる。


『ピンポンパンポーン、生徒会からお知らせがあります』


ん?早妃さんの声だ。

こんな朝から珍しいな。


『今年の文化祭は中止となりました。

 三年生の皆さんには特に申し訳ないのですが、これはもう決定事項なのでいくら抗議の声が上がっても覆ることはありません。理由について説明すると、今年の行事予算がないという悔やみきれない理由です。本当に申し訳ないです。以上生徒会長上川早妃でした』


文化祭中止なんてありえるのか。

そんな話は聞いたことがない。

クラスどころか学校中がシーンと静まり返ったような気がした。


「フラグだったな、亮」


マサが苦笑いで言ってくる。

本当にフラグもいいとこだ。


「まさか文化祭が無くなるだなんて予想の範疇を超えてるだろ」


それに文化祭にこだわる必要はない。

他にも一致団結できることくらいあるはずだ。


俺は早妃さんを、そのつもりはなかったにしても騙してしまった。

もし真実を知れば周りに男だと言われることの何倍も悲しいし憎いだろう。

だからこうなった以上責任を取る。


そう決めて昼休みに弁当を持ってきてくれた早妃さんと食事をとる。

ソフィは作ってきてくれていないようだ。

こんなことを考えるのはさすがに図々しいか。


「早妃さん、弁当すごく美味いよ」


褒めると赤面する。

早妃さんには失礼だけど、これから好きになっていけばいいんだと思う。


「そ、そう?ありがと。えへへ」


料理も上手だし笑顔も素敵だ。

男と間違えるだなんてそんなことはまずあり得ない。


「あのさ、亮くん。もしよかったらなんだけど…」



週末一緒に買い物デートしないかと誘われた俺は、

近くのデパートで早妃さんを待っていた。

時計を見ると待ち合わせ時間の10分前だった。

さすがにまだ来ないだろうと思いスマホを手に取った時、


「亮くん、お待たせ。ごめん遅れて、待った?」

「待ち合わせ時間の前だから遅れてないですよ」


そう言うと早妃さんは俺の顔をじっと見てなにかを待っている。

な、なんです?

なんか言えばいいのかな。


「もうっ、そこは俺も今来たとこだよでしょ?」


そんなこと言ってほしかったのか。

乙女かよ。


「ははははは、俺も、プッ今来た、ははは、とこだよ」

「なんで笑うの!こんな経験したことないから嬉しいの私」


そうか、なんだかんだ俺の周りの女の子は恋愛経験がないんだな。

かくいう俺も全然ないけど…


「だってそんなこと言うの恥ずかしいじゃないですか。

 早妃さんは恥ずかしくないの?」

「そ、そ、そ、そんなの私だって恥ずかしいけど。

 初体験だから…なんかやってほしくて…」


微妙にエロい。


ここまで読んでくださりありがとうございます

誤字脱字などありましたら指摘お願いします。

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