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アニオタが楽園(ハーレム)を創ろうと夢見ている  作者: 首里おでん
第1章 高校1年生
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くっ、あの女

第41話 くっ、あの女



今なんつった!?


「なんです?」

「だからっ、私を女にしてって言ったの。

 二度も言わせないでよ…」


俺の耳は正常に働いていたようだ。

異常なのは生徒会長の頭だな。


いつもの仕返しだ。

からかってやろう。


「じゃあ、服をはだけさせてください」

「うん、わかった」


そう言って生徒会長は制服のリボンと第二ボタンも外す。

ちょ、ガチでやりやがった。

まあもう少しだけ。


「生徒会長の名前ってなんです?」

「ん?上川早妃だよ」


上川会長に壁に寄りかかるようにと指示する。

今からやることはわかるかな?

壁と言えば…壁ドン!

一度やってみたかったんよ。


上川会長の顔のすぐ横をめがけて手のひらを勢いよく突き出す。


ドォォォォン!


やっべ、力入れ過ぎた。

そして耳元で囁く。


「早妃、お前が好きだ。俺と付き合え」


うひゃ~照れくさい!


「え?な、な、な、なに!?

 私告白されたの?どうしよう、そんな経験ないんだけど。

 どうすればいいのかな。まず返事を返さないと!

 でもなんで私なんかに告白したんだろう。

 こういう時ってなんて言えばいいのかな」


テンパり過ぎぃぃぃぃ

この人そんなにうぶなの?

可愛いからてっきり色んなに告白されてると思ってたけどこの反応的に告白されたのは初めてなのだろう。早めにバラさないといけないな。


「あの、上川会長…」

「な、な、なんでしょうか!

 返事を早くしろって?わかったわかった。

 すぐ答えます!

 え~とね、う~んとね、OKだよ!」


やべえ、からかってやろうと思っただけなのに返事までもらってしまった。

しかも返事はOKとのこと。

俺はどうすればいいんだ。


「すいません会長!本当のことを言…」

「いいっていいって!

 それよりさ、そのこれから宜しくね。

 じゃあ、私帰るからバイバイ。」


顔を真っ赤にして恥ずかしそうに帰ってしまった。

って待てや!

勘違いされたままだと俺としても色々まずい。

だが、一応告白したのは俺だから下手なことは言えない。

後になってからかっただけでした、なんて言ったら…

間違いなく学校中から軽蔑のまなざしで見つめられることになる。


「あ、女たらしの貴田くんが来たわ。 

 みんな逃げて!きゃ~~~~~」


なんてことになりかねない…

もしそんなことになったら楽園部のメンバーからも

嫌われてしまうじゃないか。

それだけは阻止せねば。


翌日学校に行くと会長が教室で待っていた。


「貴田くん、おはよ… 

 私昼は生徒会で来れないから先に届けにきたの」


会長は手に持ったものを俺に渡す。

こ、これは、弁当!?

この人本気だ。

余計に言いづらくなってしまった。


「あ、ありがとうございます。会長」

「会長じゃなくて早妃でいいよ、じゃあね!」


手を振って教室から出ていってしまった。


もう後戻りできないじゃないか。

あんな嬉しそうな顔見たら冗談だったなんてとても言えない。


昼休みになって俺の席に集まって弁当を食べる楽園部のメンバー。

その中でいつもは元気なソフィが今日はあまり元気じゃないように見える。


「ソフィ、どうしたんだ?」

「そのお弁当、生徒会長からもらったんだよね?」


二つの弁当箱を見せてくる。

そ、そうだった。

夏休みが明けたらソフィが弁当作ってくれるんだった。

自分が作った弁当を俺に食べてもらえないと思ったから元気がなかったのか。


いいさ、この際二つとも平らげてやる!

明日からは早妃さんに弁当を作らないように言っとかないと。


「今日はすごく腹が減ってるなあ!」


ソフィの弁当を受け取り、勢いで二つの弁当を一気に食べ終わる。


「ソフィ、弁当めちゃくちゃ美味しかった。

 作ってくれてありがとな」


お世辞でもなんでもなくソフィの料理のレベルは上がっていた。


「本当に?良かった、これからも作らせてね」

「お願いします」



放課後に全員で部室へ向かうと、すでに人がいた。

まあ、誰かは見当ついてるけど…


「早妃さん、なんでここに?」

「貴田くんに会いに来たのだよ!

 あ、名前で呼んでくれたから私からも名前で呼んだほうが良いよね。

 亮くん!」


嬉しい。

嬉しいけど、こんなところをみんなに見られたら…

ですよね~~~~


案の定5人から冷たい視線を向けられていた。

ユリヤルヴィはいつも同じだけどな。


それでも誰も話しかけてこようとせず、部室の外から覗いている。


「お、おい、入って来いよ」


「「「「「ふんっ」」」」」


全員がそっぽを向いて帰っていく。


「ちょ、待てって。部活だろ?」


奏衣だけが振り返って味方になってくれた…

「あんたこそ部活でしょ?愛を育む場所じゃないはずよ」


わけではないみたい。


「愛って…」

「くっ、あの女、そういうことね。あたしに紙を渡させたのは」


違うと思うぞ。


ここまで読んでくださりありがとうございます

誤字脱字などありましたら指摘お願いします。

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