雑用部
第39話 雑用部
生徒会長に言われた通り、翌日から依頼がかなり増えた。
さすが生徒会ってところか。
「買い出しの荷物運び頼める?」
「体育館のテープ剥がし手伝ってください!」
などの依頼が多く、俺はなにかが違うと思っていた。
全ての依頼を終え、部室で休憩しているときに
また生徒会長様が俺たちの元へとやって来た。
「どうだった?仕事大変そうだったけど」
「多すぎですよ。とても6人じゃ追いつかない」
「それなら、あと何人で受付終了みたいなの作れば?」
「なるほど、明日からそうしてみます」
生徒会長は俺を見てなにか言いたげな顔をしていた。
「なんです?」
「今日の楽園部を見てて思ったのがさ、
雑用ばっかりさせられてるから雑用部でよくない?って」
うん、俺もそう思う。
だがその名前にするとこの状況を受け入れることになる。
そんなの嫌じゃん?
いっそ部活をやめてやろうかと思ったけど、
せっかく集まったメンバーとの繋がりを大事にしたい。
「だから明日からは依頼内容を聞いて
受けるか受けないかを判断します」
「どう判断するの?」
「独断と偏見で」
身勝手かもしれないが、
自分がやれる依頼だけを受けた方が一つに集中できる。
広く浅くじゃなくて狭く深くでやっていきたい。
「あはははははは、面白いね君!
じゃあこれからも引き続き監視していきま~す」
やりたいことだけなら続けていける気がする。
「みんな、これからもよろしくな」
って寝てるし…
相当疲れたんだろうな。
俺も疲れて眠ってしまいそうだったがバイトがあることを思い出す。
「生徒会長、この四人を後で起こしといてもらえます?」
バイトがある奏衣だけを起こして生徒会長にみんなを任せる。
「オッケー。任されました」
「奏衣、今日はバイトだろ。ほら行くぞ」
寝ぼけている奏衣の手を取り部室を出る。
その際に
「貸し一つね~バイバイ!」
と生徒会長の声が聞こえた。
めんどくさい人だな。
これからなにさせられるんだろう…
バイト先の焼肉屋に着いたところでやっと奏衣が目を覚ます。
「あ、いつの間にか着いてた」
すごいなお前。
俺には歩きながら寝るなんてことできない。
部活の後にバイトっていうのはかなりキツいな。
バイト中に倒れかけてしまった。
バイトを終え帰路につく頃にはもうヘトヘトだ。
奏衣はいつもと違い、終わってからすぐに帰ってしまっていた。
なにかあったのだろうか。
俺もさっさと帰るか。
家に帰り自分の部屋に着くと、鞄の中に紙が入ってることに気付く。
「なんだこれ?」
たたまれた紙を広げると文字が書いてあった。
(私はにでょえういあygぢえを
たgdyぐぃえ8うw9q00うす
けgygw5yらりまわえつて)
は?
訳が分からない。
不気味だけど誰かが間違えて入れた可能性もある。
明日学校に行ったら心当たりがないかクラスメイト達に聞いてみよう。
俺はその紙を鞄に戻してから、軽くシャワーを浴びて寝た。
翌朝、学校でクラスメイト達に謎の紙のことを聞いても
全員しらないと言う。
なぜこんなに紙如きが気になるのか自分でも分からないけれど、
一度気になると入れた人が誰なのか知りたくなる。
「奏衣~。この紙に心当たりあるか?」
近くを通った奏衣に声をかけてみる。
「まあ、あるわよ」
え?
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次の投稿は8月2日になります。




