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アニオタが楽園(ハーレム)を創ろうと夢見ている  作者: 首里おでん
第1章 高校1年生
35/45

ホモ!?

第35話 ホモ!?



「どこの部に入ったんだ?」

「楽園部とかいうしょうもない部よ」


まさか俺と少しでも長くいたいのか?

それはないか。

偶然入ってしまったって感じかな。


「それ、俺が創った部だぞ」

「知ってるわ。だから入ったのよ。

 まだどこの部にも入っていなかったから、

 友達のいる部に入ろうかなって…」


つまり新入部員ってわけだ。


「マジで入ってくれるのか?素直に嬉しいよ」

「そ、そう。それなら良かったわ」


ただ、俺に恋愛感情を抱いていない御雪を

部に入れてもいいのだろうか。

そう考えると、罪悪感がある。

正直に話すべきなのか。

でもハーレム創りなんて口が裂けても言えない。


「ほかにも部員が3人いるから仲良くしてくれよ」

「できればね…」


うん、今はまだ言わない方がいい。

その方がお互いのためだ。


朝のホームルームまで御雪とずっと話していた。

みんなは御雪が話しにくい人間だと思っている。

大きな誤解だ。

それをわかっているのが自分だけっていうのに得してる気分になる。

だけど御雪には俺以外の友達もできてほしい。

楽園部のメンバーとなら仲良くできるはずだ。


ホームルーム直前でハルが教室に駆け込んできた。


「セーフ!…だよね?」


それを見たクラスメイトたちは笑っている。

もうすっかりクラスに溶け込んでるな。


ホームルームが終わるとマサが話しかけてきた。

「深谷と話してたよな?」

「ん?ああ、友達だからな」

「学校中のイケメンたちが話しかけても

 一言も言葉を発しなかったんだぞ。どういう手品だ?」


学校中のイケメンって、やっぱり御雪はモテるのか。

そりゃ綺麗だもんな。


「普通に話しかければ良いだけだ。

 どうせ話しかけたやつは告白とかしたんだろ」

「ま、まあそれもあるんだけど」

「その一件だけで決めつけたらダメだ。

 ほら、話しかけてみろよ」


御雪は普通に話しかけられただけで無視なんかしない。

マサは恐る恐る声をかける。

「あ、あの~消しゴム貸してもらってもいいっすか?」


忘れたんかい!


「え?別にいいけど。あまり忘れ物はしないようにね、はい消しゴム」

マサの手に消しゴムをポンと乗せる。


な?普通に良い子だろ?

マサは意外だったのか口を開けて俺を見る。


「嫌な感じ、だったか?」

「い、いや、すげえ良い子だった」

「だろ、親友の言うことくらい信じろ」

「ああ、信じた。三次元なのに惚れそう」


御雪には手を出すな。

というメッセージを込めて睨んでみたがマサは気にしない。


また御雪に近づいていき、ありえない行動をとる。


「ふ、深谷。君のことが好きになった、付き合ってください!!!」


は?

なにをしているのかな、親友よ。

こんな大勢の人がいる中でそんなことしたら、

そんなことしたら…


マサの言葉に御雪は首を横に振るだけだった。


その瞬間から、

「深谷に告白しても無駄だって」

「確かに深谷さんは綺麗だけど、我慢できなさすぎ~」

とクラスの笑いものだ。


終わったな親友!

あばよっ!


マサは自分の失態をようやく認識し、俺に泣きついてきた。

「亮~。うわああああああああん。

 やっちまったよ~~~、もう終わりだ」


うわ、こいつ目が逝ってる。

少しの間不登校になるなもな~。


クラスメイト達の中から良からぬ噂が立った。


「あれ?堀間君が貴田君に泣きついてる。まさか!」


まさか?

「貴田君ってホモ!?」


ん?

「なんでだよっ!どうして俺にまわってきた?

 お前らの思考回路はどうなってるんだ!」


マサが御雪に振られたという噂、わかる。

マサが俺に抱き着いてきたからマサはホモ、まだわかる。

マサに泣きつかれた俺がホモ、全くわからん!


「りょーくん、気付けなくてごめんね…」

「亮、そうだったのね…」


ハルと奏衣が可哀想な人を見る目で見つめてくる。


やめて、そんな目で見るのはやめて!


ここまで読んでくださりありがとうございます

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